内容説明
侯爵令嬢であるクレメンティーネは両親から疎まれ老子爵の後妻として嫁がされそうになるが、直前で隣国の公爵令息・ジスランとの縁談が舞い込む。しかしジスランは極度の女嫌いで会ってもくれない。そこでクレメンティーネは官吏登用試験を受け、事務官としてジスランの側に仕えることに。クレメンティーネの顔すら知らないジスランは「部下の事務官」であるクレメンティーネに徐々に惹かれていくが……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ルーシー
4
政略結婚で公爵家へやってきたヒロインだったが当の令息が大の女嫌いで実家にも帰って来ず顔合わせもできないでいる。悩むヒロインに礼拝先の司祭があるアドバイスを授けて…。 淑女だけど結構行動力があり芯が強く健気なヒロインです。 そんな彼女に女嫌いのヒーローもだんだん惹かれていくけれど、初めから拗れている二人の関係に周りが関わってどんどん拗れていってヒロインとなぜか宰相も不憫でした。 救世主の王太子妃が凛々しく素敵でした。また「反省!」の王太子の正座もおかしかったです。 そして思いがけない再会も素敵でした。 2025/05/08
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