ネット炎上事例300 なぜ企業や個人は失敗を繰り返すのか?

個数:1
紙書籍版価格
¥2,420
  • 電子書籍
  • Reader

ネット炎上事例300 なぜ企業や個人は失敗を繰り返すのか?

  • 著者名:小林直樹【著】
  • 価格 ¥2,420(本体¥2,200)
  • 日経BP(2025/05発売)
  • ポイント 22pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784296208005

ファイル: /

内容説明

個人SNSユーザー、企業の広告宣伝、SNS担当必読
300件の実例トラブルから学ぶ、ネット炎上対策

 炎上の引き金になるのは、ほとんどの場合、喜怒哀楽の「怒」の感情です。人気のSNSや投稿端末、コンテンツ形態(テキストか画像か動画か)、そして情報モラルも時代によって変化しますが、「何をされるとカチンとくるか?」――、「怒」の感情をもたらすものはほとんど変わりません。そのため、10年前と同じパターンの炎上が繰り返されています。
 企業の広告・SNS担当者はもちろんのこと、一般SNSユーザーも、炎上が頻発している折、利用しながらも一抹の不安があるかと思います。
 ガイドラインの策定やSNS研修なども用意はされています。が、安全運転の教則本における「スピードを出し過ぎない」のように、当たり前に感じる内容が多いでしょう。
 自動車の運転でも、免許証交付の待ち時間に見る事故シーンのビデオは、身につまされるだけでなく、事故頻出パターンとしての学びを得られます。炎上も実例に学ぶのが最も効果的なのではないか。そうした考えから本書は企画されました。特に免許も不要で利用できるSNSですが、炎上事故は心に大きな傷を負う場合があります。本書がネット利用者の教則本としてお役に立てれば幸いです。

目次

Chapter 1 2025年、炎上事件簿
1章1 2025年も大型炎上が頻発
事例001「赤いきつね」CM動画は性的か?
事例002 OD(オーバードーズ)よりSD(相談)
事例003 客員准教授がキンコン西野氏を中傷
事例004 ドロドロ不倫看護師の着回しコーデ企画
事例005 「すっぴんを見られたくない女」動画
事例006 道路陥没事故を笑い飛ばしたモデル降板
事例007 レシピページに性的な広告表示 他

Chapter 2 ジェンダー炎上
2章1 男性差別型、イジリ・からかい型炎上
2章2 性別役割の固定化型炎
2章3 性的、セクハラ型炎上
2章4 萌えキャラトラブル型
2章5 不安、ルッキズム助長型
2章6 炎上未遂型
2章7 その他ジェンダー炎上

Chapter 3 不適切な投稿、行為、広告
3章1 不適切な「投稿」による炎上
3章2 不適切な「行為」による炎上
3章3 不適切な広告、コンテンツなど

Chapter 4 バイトテロ
4章1 2005年から今なお続くアルバイトの暴走

Chapter 5 炎上エトセトラ
5章1 生成AIトラブル
5章2 ステルスマーケティング…
5章3 告発、クレーム
5章4 イベント不手際
5章5 フェイクニュース
5章6 情報管理不備
5章7 誹謗中傷

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

110
300もの著名な事例が示され、それぞれについて、①どんな内容だったか、②ネットユーザーはどう受け止めたか、③企業側はどう対応したか、④この騒動から得られる教訓の4つの点から整理が示される。事例の中には、確かに、これは炎上しても仕方ないと思える余りにも稚拙な発信があるのは事実だが、殆んどの事例において、ネットユーザーの反応の方に違和感を覚えたというのが私の正直な感想。戦後、民主主義社会となったと言うけれど、ネットによる私刑は、官憲による言論弾圧より遥かに陰湿で脅威的に思える。これが健全な世の中なんだろうか。2025/06/04

よっち

32
スマートフォンとSNSの普及で一貫して増え続けてきたネット炎上トラブル。300件の実例トラブルからネット炎上対策を学ぶ1冊。2025年にあった22の事例はどんな事件で、ネットユーザーはどう受け止めたのか、それぞれの教訓を解説しながら、ジェンダー炎上、不適切な投稿・行為・広告、バイトテロ、そして生成AIトラブル、ステルスマーケティング、告発・クレーム、イベント不手際、フェイクニュース、情報管理不備、誹謗中傷といったカテゴリ別に様々な事件を紹介していて、なかなか判断が難しいケースも多いですが対応が大事ですね。2025/07/15

メタボン

27
☆☆☆★ 良くこれだけの炎上事例を集めたものだと感心。軽はずみ、受け狙いは通用しない。でも今考えてみると、昭和や平成には炎上してもおかしくない事例はわんさかあった。何でも不適切と言われる現代は、ちょっと窮屈な所もあるかもしれない(こんな発言もTPOによっては炎上ネタになるんだろうな。くわばらくわばら)。ポリシーに則り冷静な対応した企業は逆に評価されることもある。炎上しないように事前のチェックは当然だが、炎上後の対応にも気を付けたい。2025/07/13

yunyon

8
記憶に残っているものもあるし、読んで思い出したものもあるし、何よりも事例を集めたら、もうこんなにあるんだってことにびっくり!、そんなことを?って思うことから、誰がOK出してこうなったの?って思うことまで。最終的に何かを判断する立場にいる人は、これは必読の書かと。2025/07/02

鹿ノ子

7
結構最近の事例から「そういえばあったなー」という事例まで、本当にいろんなパターンの炎上が、その内容・反響・対応・教訓とわかりやすくまとめられており、たいへん勉強になりました。炎上対応には絶対の正解があるわけじゃないということもよくわかりました。とりあえず、謝罪の際の問題の矮小化だけは良くないなと思いました。2025/07/20

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22666181
  • ご注意事項

最近チェックした商品