クィアのカナダ旅行記

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クィアのカナダ旅行記

  • 著者名:水上文
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 柏書房(2025/05/26 配信開始予定)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784760156313

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内容説明

日本の同性カップルが「難民認定」された国で、
わたしが手にしたたくさんの問い、そして言葉。

日本と違って20年前から同性婚ができて、「LGBTQ先進国」と言われるカナダ。先住民や有色人種への差別が残り、パレスチナ解放をめぐって揺れ動いてもいるカナダ。二度の滞在をもとに、そしてバックラッシュが強まる日本の政治的状況を踏まえながら、その今を記録した著者初のエッセイ集。

“わたしたちはここにいる、わたしたちはクィアだ――でも、どうしたら伝わるだろう? 目の前に存在しているにもかかわらずしばしば「見えない」存在にされてしまう/「見えない」存在であることを強いられてしまう時、確かに「ここにいる」と、どうしたら伝わるのだろう。わずかな時間ではあるもののカナダに滞在している間、そして日本に帰ってきてからずっと、わたしは「見える/見えない」存在について考えているような気がする。”(本文より)

この旅行記は、ひとりのクィアの経験を綴ったにすぎない。それでも、そのひとりの経験になんとか「言葉」を与え、分かち合うことを通じて、見えてくるものがあるはずだ。

目次

プロローグ

第1部 トロント・プライド
1 正義を今、求めてる――2023年のトランス・マーチ
2 自分の権利のためにマーチする必要があるか?――2023年のダイク・マーチ

第2部 カナダ再訪
1 再びカナダについて
2 トロント・スケッチ
3 ウィニペグ旅行(1)――赤いドレスとブリュワリー
4 ウィニペグ旅行(2)――人権ミュージアム
5 クィアのカップルセラピー
6 クィアのホームパーティー
7 クィアと空間の政治(1)――パレスチナ連帯キャンプ
8 クィアと空間の政治(2)――「ラファに手を出すな」集会
9 ここにも、そこにも、どこにでも

エピローグ

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