内容説明
◆「多死社会」を今後迎える日本で、必須の課題である「死に方」
◆団塊世代が後期高齢者になるのは2025年、そこまでに日本人の死に方は大きく変わる。
政府は医療費を抑制するために、病院死から在宅死を奨励。今後8割の人間が自宅で死ぬ時代がやってくる。
しかし、ではどうやって死んだらいいのか? というと、多くの人はわからないまま。
◆嫌な言い方だが、死に方にも「格差」の影がちらついている。
建前的には、死に方にもいい悪いはないはずだが、誰も実際には不本意な死に方、苦しい死に方、悪い死に方はしたくないはず。
そうした悩みに答え、この時代、どんな死に方ができるのかを検討する!
◆満足できる死を迎えるためには、医療側の論理を論破できる知識を身につけなさい!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
小豆姫
7
今後、加速度を増して超高齢化社会、多死社会に突入する日本。病院から在宅へと医療の形も変わってゆく。様々に難問を抱えているが、70歳を過ぎたらどんな病気であろうと老化現象と諦め無駄な抵抗はせず、余生をどう過ごしたいのかを考えよう。2017/12/27
三上 直樹
3
元新日リングドクターの、まじめな死に関する論述。ただ、死に至るまでの問題点に気が向いていたようで、死に方そのものへの論及が足りないのが残念です。2015/12/04
MANGA
1
またタイトルに惹かれて買いました。「死に方」だけでなく、「格差社会」という二つのキーワードでぐいぐい読者をひきつけます。おもしろかったです。私はコンビニの数が歯科医院の数より少ない話は聞いていましたが、もう逆転しているとばかり思っていました。この手の本はその人の職業からのアプローチで私から見ると、あまり「死に方」を網羅してないかな?って思っていたけど、さすがに医師兼ジャーナリストなので、突っ込み方がするどいです。まさか保険とのからみがこんなに出てくるとは思いませんでした。たいへんよかったです。2015/11/03
かんな
0
エンディングノート( ̄▽ ̄)そして歯磨き。2019/10/24
てんさん
0
現場にいるとわかる高齢社会を裏付けるデータがあり、参考になった。その他の情報も知っておいてもいいかな……というものがいくつかありました2018/01/31