内容説明
徳川幕府の生々しい権力構造がわかる!
約260年続いた江戸時代、将軍、老中などの幕閣、そして側近がいかなる力関係にあったか。代々の側近を通して見えてくる幕府政治。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
パトラッシュ
131
どれほど強力な支配者でも手足となる側近なくして政治を動かせないが、江戸時代は将軍の性格や立場が側近像を規定した。4代家綱までは有力大名の子弟が将来の側近として幼少時から付いたが、外部から入った5代綱吉から8代吉宗は自分に長く仕えた有能な小身者を登用した。9代家重以降は将軍から政治を任された形となり、田沼意次や松平定信が老中兼任で権勢を振るった。幕末期には再び将軍個人の指導力が重視され、勝海舟を筆頭に側近も身分に関係なく抜擢される時代となる。時代の求める政治を実現しようと苦心した歴代将軍の思いが見て取れる。2025/07/21
yuliko
3
江戸時代を丸々堪能できて楽しかった♪わたし的に興味を引いたのは、間部詮房と7代家継、8代吉宗と紀伊藩士、大岡忠光と9代家重。田沼一族も「べらぼう」でのタイムリーな話題で面白く読んだ。将軍の傍でも、官僚職の老中と秘書的な側用人の対比や、歴史上の変遷があったことも面白い。お役を解かれた後の人生も、やはり出自が影響していたことも感慨深い。名門の松平、水野などは再雇用など重用されるが、頭脳明晰でも時代のノリで採用された田沼などは寂しい人生を送る。それにしても、家継の「越前は帰りたるか」はかわいすぎる♡2025/08/07
はる
3
面白い。いつもと違う視点になります。12代以降ももう少し書いてもいいと思う。2025/07/12
ロイ
1
江戸時代の老中等の話しについて、とても読みやすかったです。2025/06/28
Teo
1
徳川将軍の側近と言うと柳沢吉保と間部詮房が思いつくが田沼意次や松平定信もその範疇だったんだな。その側近の様子を見る事で徳川幕府の政権運営の様子も見る事が出来る。2025/06/11
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