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内容説明
個人消費は停滞しているのに物価上昇の勢いが止まらず、実質賃金は下がり続けている。一方で金利は上昇基調にある。この“歪んだインフレ”は、なぜ日本だけで起きているのか。今後スタグフレーションは起きるのか。人気エコノミストが分析する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
1.3manen
58
デフレ後遺症、の副題もある。失われた40年にならないためには? なかなか、政界再編があるため、先は見通せない。マーケットも新しい内閣になったら、どうなるか? 物価、賃金、金利の複雑な関係性を解明する本。悪性ではなく、良性インフレに転換するには、実質可処分所得を持続的に増加させ、国内供給力を高めることだという(6頁結論)。両方とも、わたしには難しいと思う。自らの転職先もまだ決まらないし。。来月末にはなんとかしたいが。。豊かになる3因:①消費↑②貯蓄↑③心理満足(21頁)。2026/02/01
ころこ
39
「新型インフレ」とは、名目の物価や賃金が上がるが実質賃金が上がらないため、消費が増えず日本経済の停滞が続く今の状況をいう。コストプッシュ型のインフレに対する財政、金融当局の対応の誤り。将来不安に対応する家計や内部留保を手厚くする企業の行動の問題。それに影響を与えた長期デフレの心理的な要因が論じられ、その上でデフレマインドを克服するため高圧経済が提案される。「高圧経済」とは、構造改革論とは反対に景気を過熱気味にしておくと、経済的な弱者に恩恵がいくことで経済全体の生産性が向上し、供給力が高まることでコストプッ2025/07/11
to boy
22
経済学に疎い私にもわかりやすく書かれていて読みやすかった。円安による物価高、輸出企業の好業績と裏腹に実質賃金が上がらない日本を新型インフレと名付ける。世界の流れと逆行する緊縮政策をする日本の現状と進むべき道筋として「高圧経済」を示しています。また、大学進学が唯一の選択肢ではなく高専や特定技能の専門技術者を養成し、大卒者並みの尊敬を得られるような社会の実現も提案していてなるほどと思った。2025/10/31
まゆまゆ
18
長く続いたデフレから脱却してインフレに転じた日本経済だが、物価上昇に対して賃金上昇が追いつかず、個人消費も増えていない。今のインフレは輸入品の価格上昇などコストプッシュ型のインフレであり、需要拡大に伴うディマンドプル型のインフレではない。にもかかわらず日銀が金利を上げたせいで、ますます消費は増えていかない。デフレ時に染み付いた消費先送りマインドというトラウマを何とかしなければ…2025/06/25
きみどり
16
記事や動画を見かけたら必ずチェックするエコノミストが何人かいて、永濱氏はその一人だが、このたび満を持して経済財政諮問会議入り。めでたい。めでたい…のか…? 今さらリフレ…。リフレって失敗じゃなかったっけ…。ていうか責任ある積極財政ってナニ…。調べているうち「そもそもリフレを理解してない」という振り出しに戻るのだった。雑にまとめると、ガンガン緩和して、政府主導でガンガン需要喚起してりゃそのうち景気が上向くぜ!という理屈なんだが、さらなるインフレとセットなんだよな…。2025/11/15




