内容説明
【待望の電子化!】鬼才といわれた男が日本陸軍にいた―陸軍幼年学校入校以来、秀才といわれながら、時に教官を論破、あるいは無視し、素行に問題ありとされる。しかし、参謀本部で、第一線部隊で、その鋭い視線はしっかりと日本の行く末を見据えていた。何者にも直言をはばからず、昭和の動乱期にブレることのなかった男の生き方。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KF
12
「いつ?何故?」は自分でも忘れてしまったが「石原莞爾」に興味があり図書館で借りて来た。 感想がぶれてしまう前に一刀両断しておきたいが、借りて読んで大失敗だった。ところどころ(或いは全体に)良い内容も読めるが、第一章から「薩長土肥憎し」を振りかざす。「あれ?奥羽越列藩同盟かな?」と調べてみると仙台出身。がっかりしながら第16章、後書きまで読み終えたが、どうしても偏見に偏った読み方、読み応えになってしまった。他の方は180度異なる感想を抱いたのではないかと思うが、私には合わなかった。千葉県人の私には関心弱し!2025/05/31
さの棒術
2
近代史、特に昭和一桁から先の大戦あたりを勉強すると、どうしてもこの人への興味が湧いてしまう。色んな所で名前が出てくる人物で、戦後の世界秩序を予見したかのような最終戦争論を戦前から唱えていた人物。様々な評価があるので、肯定的な論も否定的な論も存在するが、人物として嫌いではない。著者はどうやら薩長、特に長州に対して否定的なので、このような立ち位置の人物は好きだろうなと。ちょっと内容が物足りない。石原莞爾の事をもっと知りたくなる本。2021/09/29
三原城の守り人
0
B2018/09/29