- ホーム
- > 電子書籍
- > ビジネス・経営・経済
内容説明
金融市場を駆け上った男の末路とは? クレイジーでダークなノンフィクション
東ロンドンの貧しい家庭出身の著者は、類いまれな数学の才能を武器にトレーダーとして成り上がる。リーマンショックや3.11の帰結を精確に予測し大金を稼ぎ出すが、一方で虚無感が膨れ上がっていき……金融界の狂気的な内幕を赤裸々に描く全英No.1ベストセラー
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Eric
18
この勢い、この狂気。マネーゲームの深みへとハマっていくのが恐ろしくも、怖いもの見たさでどんどん読み進めてしまう。まさかの実話ベース。大手外銀・シティバンクの伝説的なトレーダーが自身の半生を振り返る。常に何かがおかしいと感じつつも、一度足を踏み入れたら進み続けるしかない。執念とうぬぼれ、そして人間不信の先に見える景色とは。エキストラ的に散りばめられた日本の美しさ、そして全体を通して滑らかで読みやすい和訳も印象的。2025/09/15
ossan12345
11
シンプルに面白かった!やっぱりクソみたいに狂ってるよね。そして東京の街も。2025/06/22
アップルケーキ
5
知らない世界! 一見華やかな金融トレーダー。 高給取りだけど、精神的にやっぱり大変だね。 学歴だけでは、評価されないず、コネが必要な世界。 まさに成り上がりの人生。 こんな体験談って、あまり聞かないから才能と運。 すべてが揃うって珍しいんだろうな。2025/09/01
青味泥シンカ
4
実質的サイバーパンクな現代暗黒経済社会が描かれるのだが、これがノン・フィクションなのだから恐れ入る。ただ"トレーディングゲーム"即ち金融の世界は、説明されてもまるで詐欺のようであり、そんな異世界の住人のキャリア開始から終わりまでの実話であるなら、共感は少々難しかった。辞めたら良いのに、と何度読んでいて思ったか 。とは言え、精神衰弱から転勤させられた日本の地が、第二の故郷と呼べるまでに肌に合った描写は嬉しくも楽しく、そして本人が思っていた以上に周囲は優しかったことが伝わる後書きで、読後感は結構爽やかだ。2025/11/07
たむさん
4
皆それぞれ、自分の幸せも他人も幸せも考えずに、利益を最大化するゲームをしているだけだ。 危機は金になる。格差も金になる。 この世は、緩やかに地獄へと向かっているのかもしれない。 狂ってる。でも、資本主義なんて、初めから狂ってたよね?みんなが狂ってる中で、自分一人正気を保つことが、いかに難しいか。 2025/08/14




