内容説明
ネットネイティブの10代が「通いたい」と思える学校を創ろう――門外漢だった著者が、N高を成功に導いた秘訣は?
通信制のN高校はあえて不登校生向けを謳わず、未来のエリート育成を目標に掲げ、今や在籍生徒数日本一。出身者にはアイススケートの紀平梨花、テニスの望月慎太郎、女流本因坊の上野愛咲美らの著名人がいるほか、海外、東大、芸術系大学など多彩な進学実績を誇る。Eスポーツや投資部などユニークな課外活動も有名。
「教育は善をなすことが、成功につながる幸せなビジネス」という著者の次の一手は、ZEN大学の開学だ。格差社会やAIの進歩を問題意識に据えた「日本発の本格的なオンライン大学」である。
教職員リクルートの顛末や、生徒や学生のメンタルケアなどの赤裸々な舞台裏を明かしながら、「実体験は不足しないのか」等々の疑問に答える。
ビジネス目線だからこそ、教育、そして日本社会の課題が見えてくる!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ムーミン
25
N校やZEN大学に対して抱いていたイメージが180度変わりました。本気というか、真面目に教育の将来を考えていること、善意に基づいてチャレンジしてることが、立場は違えど自分と全く同じであることがよくわかりました。2025/05/25
ta_chanko
15
不登校生のための学校ではなく、これからの時代に求められる人材を育成するために、また親の所得格差や地域格差に関係なく、良質な教育を求めるすべての人が学べる学校をつくるために、ドワンゴがN高やZEN大学を創設。各分野の最先端の学びや、趣向を凝らした体験学習も充実。少子化が進む現在、優秀な若者が受験勉強に膨大な時間と労力を使わせている余裕はない。若者が積極的にN高・ZEN大学を選び進学する流れが広がっていくとよい。2025/06/04
ひこぼし
10
N高が大学もつくったの? N高のこともよく知らないくせに先入観でどうなんだろう?と疑問に思っていたので、興味深く手に取った。 未来のエリート校を作るっていう考え方そして、大学を作った動機も良かった。これからの改革に期待したい。応援したくなった。具体的に書かれているし読みやすかった。2025/08/22
TOMTOM
8
通信制高校、通信制大学、正直偏見でした。地方なんてとくに、中学卒業からストレートで通信制を選ぶ子なんて不登校の子ばかりとのイメージでしたが、「選択される学校」を本気で目指しているのが伝わってきました。「実学」を学べる学校づくり、何度も見直せるオンライン授業、ネットならではのさまざまな部活、一方でリアルの体験も用意していて、とにかく生徒の自己肯定感を高めたいとの思いが伝わってきました。新しい学校の在り方として、勉強になりました。2025/05/27
すのさん
7
N高は角川ドワンゴが運営する通信制高校。通信制の利点を活かしたオンラインによる手厚いサポートと、挫折しないための電話などによるオフラインでの直接的な声がけ、学校を飛び出した実践的な課外活動がその特徴。生徒がやりたいと思ったことに応えられるだけの制度を整えているように思える。創業者が実学を意識していることもあり、学校外に目を向ける取り組みも積極的。社会を変えるようなイノベーターの育成を意識しているようでもある。好奇心が強く、学ぶ意欲の強い生徒にこそ向いている学校ではなかろうか。2025/10/28
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