内容説明
ボストン美術館で殺された老日本人画家とは何者か。一方日本では、謎の生涯を送った浮世絵師葛飾北斎の正体に迫ろうと研究家たちが資料を追う。北斎は陰密だった? 日本とアメリカを結ぶキーはどこか? 『写楽殺人事件』に続く浮世絵推理の傑作。日本推理作家協会賞受賞作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
フンフン
6
『写楽殺人事件』の続編。ミステリーのキモは伏線の埋め込みにある。うまいねえ。2025/05/29
ドットジェピー
4
面白かったです2025/07/20
ソラ
4
【読了】D 北斎の隠密説やそれの付随するいろいろな話は面白かったが、事件そのものはそれほど…。 前作の主人公の扱いが微妙なうえに、あの経緯があってそうころころと別の女性に行くか?という。2025/07/12
ソラ
2
【再読】2025/07/19
サテヒデオ@ダイナミックひとり
1
歴史の謎と現代の事件とを有機的に結びつけ見事な大伽藍を構築した前作。本作では新たなキャラクターが活躍して、活躍しすぎてなんとなく置いてきぼりをくった印象がある。面白いは面白い。けど物足りなさを感じたのは、そもそもの期待値の高さに起因するものか。2025/06/08