内容説明
SATを出すまでもないが警官には危険と思われる、凶悪事件に発展しそうな事案を担当する組織が新設された──新・警察ミステリー誕生!
警視庁特殊班は新設部署である。庁内では「SAT-light」と呼ばれている。SATやSITなどの特殊部隊が出動するまでもないが、一般の警察官が対処するには危険すぎる事案を担当する。具体的には、カジノや裏風俗店への着手支援、一般人の身辺保護、反社会勢力の組織の摘発などだ。そんな特殊班が今回出動したのは、都内で起きた地下アイドルへのストーカー案件。生活安全課ストーカー対策室からの要請を受け、対象女性の保護に出向いたものだった。ナイフを向けて保護対象に接触しようとした被疑者を班員が無事確保。ミッションは完了したかに思われた。だが、被疑者の自供から芸能事務所による「管理買春」の疑惑が持ち上がる。SAT-lightは真相究明に乗り出すことになった……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆのん
45
『警視庁特殊班』は一般の警察官が扱うには危険で、かといって特殊部隊(SAT)が出る程ではない事件を扱う警視庁で新設された部署。少数精鋭で構成されている。今回のターゲットはアイドルに憧れる女性に売春をさせているとの疑惑のある組織。潜入捜査も面白いが、終盤のアクションがめちゃくちゃカッコいい。日々努力するアイドルを支えるたった2人のファンの存在も健気で応援してしまう。隊員達が特殊班に来るまでの過去や、進退に関わる様な事件など今後描いて欲しい。一気読み出来る読みやすさも良かった。2025/03/10
petitlyz
17
警視庁特殊班「SAT-light」。SATは対テロやハイジャックなど緊急の大事件担当だが、そこまではいかないが、ある程度の権限を任された小部隊という感じ。地下アイドルというか、若い女性が小さな舞台で歌ったり踊ったりする傍ら、その女性達を搾取するカラクリの犯人たちを突き止めるために捜査する。その過程で反グレが絡んで女性たちを別荘に拉致監禁する。途中ちょっと長く感じたりもしたが、「SAT-light」のメンバーは皆強いのでそこは良かった。2025/06/24
おしょも
4
設定は納得。矢月さんらしくアクションシーンも満載で面白かった。シリーズ化希望。2025/08/11
君島 嵐士
3
疾走感のある作品。 警視庁に新設された部署のが、誘拐事件を追うがかなりヒリヒリする話しで気がついたら読了していた。 読みやすいし、入り込みが凄かった。 また、こういう作品に出会いたい。2025/06/02
万論
2
派手なのに、地味なのかも。メンバー紹介は本文には無いけど、きっといい味の人達だろう。ドラマを観ているが如く、一冊が一瞬で読み終わった。続くのかなぁ?2025/07/04
-
- 電子書籍
- ミラーゲーム【タテヨミ】第82話 pi…
-
- 電子書籍
- 恋と呼ぶには青すぎる【分冊版】 7 i…
-
- 電子書籍
- 悪党大公様の可愛い妹【タテヨミ】第34…
-
- 電子書籍
- アクアマン【タテヨミ】第84話 ライバ…
-
- 和雑誌
- 建築知識 (2025年3月号)