講談社文芸文庫<br> 文学を探せ

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講談社文芸文庫
文学を探せ

  • 著者名:坪内祐三【著】
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  • 講談社(2025/05発売)
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  • ISBN:9784065394809

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内容説明

尾崎一雄や川崎長太郎の私小説、江藤淳の鋭い文芸評論、大江健三郎の力作長篇、加能作次郎など現代ではあまり顧みられなくなった作家を熱心に取り上げるリトルマガジン、フランスのヌーヴォー・ロマン……坪内祐三は「文学」を愛するが、その目利きは確かで厳しい。
定点観測的に、そして広い視野をもって「文学」の言葉をフィールドワークし、自らの存在をかけてギリギリまで向き合い、咀嚼し、論ずるうち、自身のリアルタイムの状況までもが否応なしに滲み出すような比類なき表現、すなわち「文学」となって結実する――一九九九年半ばから二〇〇〇年末までに至る「暴走」の記録。

目次

中上健次の不在から、話は高橋源一郎・室井佑月の部屋へ
あいまいな日本の「私小説」
庭師と「文学」、本屋のおやじと「文学」、文学者と「文学」
「フランス文学」と「文学」との関係について
「年表」が「文学」になる時
十一月十日の死亡記事に載っていた二人の文学者
この半世紀の文芸誌新年号の短篇小説を、十年ごとに「おせち料理」のようにつまむ
柄にもなく、少し使命感などを覚えていたその時に……
二〇〇〇年における新聞小説のリアリティとは
「ゼロ発信」と「めぐり逢い」の間の二十五年
母国語でない、素敵に素晴らしい日本語に出会うまで
批評としての書評とポトラッチ的書評
「書評」は誰のため(「ため」に傍点)にするのか
大学の文学部と「文学」の関係について
「言葉」の「正しさ」と「正確さ」の違いについて
インターネット書評誌の私物化を「ぶっ叩く」
沢木耕太郎の純文学書下ろし小説『血の味』を読んでみた
消費される言葉と批評される言葉
その夜の出来事
「あとがき」にかえて
解説
年譜
著書目録

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

阿部義彦

17
坪内祐三さんの『文庫本福袋、宝船、千秋楽』の3冊の単行本は売りにだせず本棚に今も鎮座してます。そんなツボちゃんが『文學界』に99年から00年に連載してた文芸時評が、学術文庫に入りました。遅ればせながら初読みです。その熱量に圧倒された、普通ならその数ヶ月に出た新刊を手がかりに評論をするが、ここではそれだけではなく、著者の今気になる事を拠り所として、自由自在に論を展開。新聞小説では、当時連載が始まったばかりの赤瀬川原平の『ゼロ発信』の斬新さを熱弁、書評に関しては毀誉褒貶の多い安原顯に真摯に意見してます。名著!2025/06/06

Inzaghico (Etsuko Oshita)

4
「『あとがき』にかえて」で、実家を手放さなければなくなり、買い戻そうとする一部始終が語られる。自由業の坪内は、メインバンクの三井住友銀行に毎月30万円(!)の20年ローンを組む相談をしたが、最終的に銀行はノーという判断だった。その言い分は「保証会社は、父親の競売物件を実の息子が買おうとするのは道義的に問題があると言っている」だった。この返事を聞いて坪内がブチ切れた。「だいたい、バブルの時にさんざん、『道義的に問題がある』金の貸し出しを行なったのは、他ならぬ住友銀行(当時)ではなかったのか」。そうだそうだ!2025/07/08

Asayo

2
書店で見かけて少し立ち読みして購入。ここ何年も文学に親しんでないなぁと反省というか、残念な気持ちで生きていたので、文学を探せというタイトル通り、文学を探したくて読み始めた。作者のこと、全然知らなかったのだけれど書評をはじめ雑誌などでいろいろと書いていたということで、リアルタイムで読んだことあったと思う。 文学について勉強になったのはもちろん、文学に親しんでいた頃の幸せな気持ち、思い出した。あの頃は悩みも多くて幸せだとは思えなかったけど、なんでも難しく考えて若かったんだなぁと当時を振り返った。2025/08/26

yoyogi kazuo

1
以前単行本を読んだものが文庫になったのを再読。印象的なのは沢木耕太郎批判のテキストと、「消費される言葉」の回の直後に暴漢に襲われたドキュメント。加えて父親の「事件」もあって、まさに「私小説」「私ノンフィクション」ならぬ「私書評」。もう坪内祐三みたいな「文学ハンター」はいなくなってしまった。2025/06/18

Go Extreme

1
https://claude.ai/public/artifacts/d7bf0197-9564-4db2-af87-97a60eeece2e 2025/06/15

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