焼死体たちの革命の夜

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焼死体たちの革命の夜

  • 著者名:中原昌也【著】
  • 価格 ¥3,256(本体¥2,960)
  • 河出書房新社(2025/04発売)
  • ポイント 29pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784309039602

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内容説明

病に倒れる直前までに書かれた短篇を集成。馬に乗って新宿を彷徨う「あの農場には二度と」など、時代の危機を先取りする崩壊感覚と、生のあり方を問う真摯さに貫かれた世界水準の傑作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

フランソワーズ

12
初読みの小説家。何が言いたいのかわからない。けど、すごく面白い。変拍子、脱線の連続で、伏線回収なんてク○喰らえ。しかも、ウソのようなホントのような蘊蓄が鎮座したり、「さっきあったような?」っていう文章が平然と出てくるし。でもこの小説家さん、詩心あるよ、きっと。他の作品もぜひ読みたい(と思うものの、短編限定)。お気に入りは、『わたしは花を買いにいく』)。2025/10/25

garth

9
「実際には、肉食の蟹は闘いに負けた人間を、頭から丸ごと食してしまうので、死体は残らず、なかなか実態が把握し難いのが現状であるのだが、それでも綿密な調査を求める声は後を絶たない」2025/05/28

おやぶたんぐ

5
「偉大な作家生活には病院生活が必要だ」(ttps://bookmeter.com/reviews/129427363)と共に購入。脈絡のない文章で展開する内容は、唐突にして不可解だがリーダビリティは高い。何だかパターン化している気もするが。2025/08/16

moon-shot

4
中原さん、初読みです。分裂症気味の脳内を妄想が駆け抜ける。女の殺し方を執着的に空想したり、食べられる大人のおもちゃを探し回ったり、気が付くと地下鉄のホームに立っているというのを何度もループしたり、やたら馬の話が出てきたり、武田鉄矢をディスり始めたり、ゴツゴツおばさんとかマスカット狩りとか、トバイアス星人とか、濃厚なカニミソとか。その合間合間に、できの悪いAIが出力したかのような平板な説明文が挟まってくる。コラージュみたい。疲れたけどカニミソならぬ脳みそぐちゃくちゃに掻き回されて、それはそれでちょっと快感。2025/06/05

倫敦バス

3
初読み作家さん。途中でリタイア。一話一話は理解できないがそこが面白く、おそらく時間がある時に、一日一話ずつ読めば楽しんで読了できたと思う。ずっと読み続けるのはちょっとつらかった。2025/09/26

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