たのしい保育園

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たのしい保育園

  • 著者名:滝口悠生【著】
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • 河出書房新社(2025/04発売)
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  • ポイント 600pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784309039619

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内容説明

三歳のももちゃんとお父さんは日々、川べりや公園を歩く。過ぎていく時間と折々の記憶は、いつしか祈りへと昇華していく――。ニュートラルに子育てにたずさわる、新時代の「父」の物語。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

J D

92
 子ども「ももちゃん」への愛が溢れていて、親の愛の深さに敬意すら表したくなるような作品。ただ、滝口悠生さん独特の「あれ!?この文書の主語は誰!?」文体により、慣れていないと戸惑うが、慣れてしまえば楽しく読める。因みに「長い一日」でこの滝口文体に親しむ訓練!?を私は積んだ。いずれにしても「ももちゃん」への愛は作品中に何度その名前が登場するかでも伝わる。多分700から800回は出てくるのではないか。誰か数えてみてほしいな。最終章「名前」がこの作品の締めとしてすこぶる良かった。2025/09/21

ちゃちゃ

78
この世に誕生し、立って歩き、言葉を獲得し、次第に社会に適応していく。子の成長は相反する二つの側面を持つ。育まれていくものへの新鮮な驚きと感動。失われていくものへの哀惜と寂しさ。保育園に通う二歳のももちゃんとお父さんの織りなす日々。何げない日常がなぜこれほどまでに愛おしいのか。刻々と変化する成長の過程は、かけがえのない一瞬の積み重ねでもある。幼い子の視点に立ち、心を汲む(想像する)ことの豊かさと大切さを思う。子から学び、子が親の世界を広げてくれることもある。真摯で繊細な筆致。滝口さん、なかなかなの筆巧者だ。2025/11/26

pohcho

65
保育園に通うももちゃんとももちゃんのお父さんの日常。 「いつでもどこでもなにに対しても世界と一対一で関係を結ぶ」ももちゃん。今この時を生きる子どもの、かけがえのない瞬間の集積がキラキラと輝いている。どんどん成長して、すぐに忘れていってしまうのだけど、何気ない日々のなんと愛おしいことかと。けんかするももちゃんとあみちゃんの間に入るふいちゃんがめちゃ可愛かった。ももちゃんが「も」の字をお母さんにあげるところも好き。2025/08/04

chimako

64
芥川賞作家が書くと子育ても保育園も理屈っぽくて面白くなる。3歳組に通うももちゃんとおとうさんの日々。0歳2ヶ月で保育園に入ったももちゃんが同じクラスのふいちゃんやあみちゃんや保育士の先生たちとがっつり触れあいながら赤ちゃんから幼児になっていく。それを注意深く観察眼を持って見続けるおとうさん。朝の送り、夕方のお迎え。送りの作業、お迎え時の様子。ママ友パパ友。ももちゃんがいたからこそのご近所さんとの関わり。自分の子育ては遠い昔とあまりの必死さで記憶が曖昧。今、孫の成長に物語を重ねる。子どもは可愛いなぁ。2025/12/02

Karl Heintz Schneider

59
2歳の娘を優しく見守る自宅勤務の父親の物語。忙しい母親に代わり保育園の送り迎えをする毎日が描かれている。楽しそうな表紙絵に惹かれて手に取ったが思っていた内容とは違っていた。内容と言うより文章?説明口調が延々と続き前触れもなく視点が変わったりして混乱することしばし。悪く言えば文章にメリハリがない。文字をギュっと詰め込んだ論文を読まされているみたい。総ページ数は215と少ないものの数ページ読んだだけで、どっと疲れてしまう。初読みの作家さんだけど、いつもこうなのだろうか?だとしたらもう手に取ることはないだろう。2025/09/13

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