内容説明
大学院生4人と、その仲間(雪秀)の姉である雪那が突然の失踪。
彼らは雪那の遺した手がかりを追い、不気味な消失現象を目撃。
さらに、世界の紛争を操る企業が時間旅行技術「T-INT」を保有しており、失踪した雪那と深く関わっていることを知る。
彼らは世界情勢に絡む陰謀を解き明かすため、命がけの調査に乗り出す。
著者紹介
水之夢端(みずの むたん)、椋田撩(むくた りょう)は作家・経済学者。
経済理論や経済学的思考を小説にて描く。
目次
第1章 鐘本家の消えた姉
呼び出し
四人の若者たち
鐘本雪秀
亡命家族の方連国時代
鐘本雪那と三冊の本
第2章 雪那の足跡をたどれ
本から浮かぶ共通点
つきとめた街
イギリスへ行こう
ブレナヴォンの石窟
地下の巨大空洞
大英図書館
第3章 闇の組織は『死の商人』?
ブロガー陽子さん
磯脇邸にて
生きていた「死の商人」
予言メモ
雪那論文
第4章 方連国をサーチせよ!
オリエンテーション
出国 央覇から方連国へ
ツアー開始
場違いなカップル
観光商店街
方連遺跡での出来事
経済制裁
エレベーターホールでの出来事
揺れるバス
チャンと役人
別行動
合流
国境への行列
夜陰の船
入国審査
出国者たち
列車
首都・北央で
忌まわしい再会