母の旅立ち

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母の旅立ち

  • 著者名:尾崎英子【著】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • CEメディアハウス(2025/04発売)
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  • ISBN:9784484221298

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内容説明

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「わたし、死なないから」えっ? いまなんて言った?ーー看取りのプロ医の次女のもと、四姉妹+父で母を送ったドタバタ記

「わたし、死なないから」えっ? いまなんて言った?ーー底抜けに明るいがトラブルメーカーの母に残された時間はあと1ヶ月。看取りのプロ医の次女による仕切りのもと、母を在宅で看取り、家族葬で送ることになった。母にいちばん迷惑をかけられながらも心優しき長女、気が強く明晰な次女、行動派の三女、作家である四女の「わたし」、そしてほぼ戦力外の父が一致団結。喧嘩したり、泣いたり、笑ったりした、「その日」を迎えるまでの20日間を描く実話。終わりよければすべてよし。死は人生最大の禊である。


著・文・その他:尾崎英子
作家。1978年、大阪府生まれ。2013年『小さいおじさん』(文藝春秋、のちにKADOKAWAより『私たちの願いは、いつも。』として文庫化)で、第15回ボイルドエッグズ新人賞を受賞しデビュー。著書に『ホテルメドゥーサ』(KADOKAWA)、『有村家のその日まで』『竜になれ、馬になれ』『たこせんと蜻蛉玉』(以上、光文社)他。近年は10代から楽しめる作品にも執筆の幅を広げ『きみの鐘が鳴る』『学校に行かない僕の学校』(ポプラ社)他。2024年、『きみの鐘が鳴る』で、うつのみやこども賞受賞。

目次

プロローグ:母、倒れる
第一章:四姉妹、団結する
第二章:次女、看取りのプロ仕事
第三章:父と母、離婚し再婚し
第四章:母、危篤……からのこと
第五章:母、旅立つ
第六章:母、シリウスにて

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

sayuri

37
長女たつこ、次女ようこ、三女あきこ、四女えいこ、+父。余命宣告された母を見送るまでの20日間を描いたノンフィクション。著者は四女の尾崎英子さん。いやはや、このお母さんが強者だ。ステージ4の乳がんで、まともな標準治療を受けていない。なるべくしてというかMRIを受ければ脳転移が見つかってしまう。悲壮な話になりそうなものだがトラブルメーカーで、あっけらかんとした性格のお母さんだけあって、どこ吹く風のような空気感が流れている。家族の形も在り方も千差万別。来世でまた逢いたいと思えるような最期を迎えたいと切に思った。2025/06/08

akiᵕ̈

23
乳がんのステージ4から脳転移が見つかり、心の準備も無いまま母の余命が1ヶ月と聞かされた四姉妹末っ子の著者。そこから母を見送るまでの家族のドタバタを描く実話。この母ちゃん、なんとも奇天烈で相当な自由人!周りの人が聞けば笑い話にもなるが、家族としたらたまったもんじゃなかったのがよーく分かる。次女が訪問医療のクリニック医師であり心強かった事、家族が明るい事で暗くなりがちな話も最後まで明るい。最後の最後は、こうして家族全員で母に向き合い、最高の締めくくりができたと思わせた母はやはり常人ではないツワモノだったね。2025/08/25

にゃんた

18
どんな家族でも必ずお別れの時は来るのだけれど、この豪快な?自由な?お母さんの逸話とともに悲しさだけじゃなく家族皆で最後の時まで飄々と流れてゆく時をともに味わせてもらった。2025/07/04

ごへいもち

9
あっという間に読めた。家族に医者がいるって安心だなぁ2025/09/10

ぱぴこ*2

9
まさに「終わりよければすべてよし」なかなか痛快でした。わたし自身は婚家のお墓には入りたくないし、旦那氏と長男にも伝えてある。自分の始末のつけ方は自分で決める。【図書館本:35】2025/07/27

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