内容説明
ローマ帝国から中世への移行の問題や封建制と国家の関係など西洋中世のさまざまな問題をとりあげた講演集。過去のできごとを、多様な「痕跡」から深く観察し、独自の視点を持つ。そして、歴史とは何かを自らに問う。西洋中世史家による認識論的試み。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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文化的変遷:文化的凋落 西ローマ帝国崩壊 修道院写本 ラテン語訳 文化的転換 トマス・アクィナス 哲学と知識受容:アリストテレス哲学 イスラーム文明影響 トレド翻訳 アヴェロエス 注釈 ラテン語翻訳 ギリシア思想継承:古代ギリシア思想 継続的関心 イスラーム包摂 シルヴァン・グーゲネム 教会と国家:教会組織 国家共生 司教任命 名望家 宗教と政治 王朝と権力構造:メロヴィング王朝 宮廷組織 婚姻戦略 婚姻システム破綻 仇族門閥 文書と社会構造:西ゴート王国 スレート文書 社会反映 文書利用構造 歴史的分析2025/03/06
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過去の痕跡ー交換不能な固有性 過去とは何かを問う認識論的な試み 5~7世紀のシリア人商人問題 西洋中世史の解決すべきいくつかの大きな問題 メロヴィング国家論・王朝の婚姻戦略 西欧中世初期国家におけるフィスクスとその変遷 メロヴィング朝文書の刑罰条項とその意味 西ゴート期スレート文書の歴史的コンテクスト ヨーロッパ中世の封建制と国家 12世紀ルネサンス論再考 学知とその社会的還元 19世紀フランスの歴史学と歴史教育 日本におけるヨーロッパ中世史研究の展開 戦間期日本・西洋中世史家であること 鈴木成高の場合2024/12/27
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