光文社文庫<br> 孤老たちの沈黙

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光文社文庫
孤老たちの沈黙

  • 著者名:福澤徹三【著】
  • 価格 ¥836(本体¥760)
  • 光文社(2025/05発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334106416

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内容説明

焼鳥店の主人はとみに年齢を感じるようになった。常連客でキャバクラ勤めの女性は、夫からDVの被害に遭っており、それを知った高齢のタクシー運転手は……(表題作)。事業に失敗し、同棲中だった若い女に貯えた金を持ち逃げされ、死に場所を探す男は道の駅で一匹の猫と出会うが……(「旅立ちの空」)ほか、ゾッとする展開で心底イヤになってくるが、その先に一条の光が見出せる、滋味溢れるサスペンス作品を7編収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mayu

25
初読み作家さんの文庫本オリジナル作品。中年男性が主役の短編集はゾワリとしたり、感動したりと様々な要素でバラエティに富んでいて飽きなかったけど全体的になんとなくどんよりとしている。そして後味があまり良くないものが多い印象だった。現実的な設定なんだけど展開はそんな事ある?という感じで現実離れしていてうーん…となってしまった。その年齢ならではだよねと思わされた表題作が一番良かった。2025/06/17

なっち

20
全体的にどんよりとした雰囲気もちょっとホラーテイストなのもアウトローなのも福澤さんらしい。味わい深い1冊。2025/05/18

アマザケ

11
初読みの作家さん。図書館本。七つの短篇集。ホラーの要素はあるが、表題のごとく孤老の物悲しい様が書かれている。最後の短篇「旅立ちの空」は、これからの希望が書かれている作品。2025/08/10

ワンモアニードユー

7
同世代の身からするとまさにホラーだけど、いくつかの小編は一条の希望が見えてじんとする。福澤徹三の幅広さに感服。2025/05/31

フロッグ

6
ホラーだけじゃない福澤さん。ブラックな話も多かったけど、最後の話は希望が見えて良かったー。2025/06/17

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