内容説明
「ごめん。俺、死んだ」
幽霊になった恋人と過ごす最後の7日間
二人は忘れられない旅に出る。
死んだら終わりじゃない
まだ君にしてやれること
伝えなきゃいけないこと
たくさんあるんだ――
廃墟専門の写真家で自由人の央理と、何でもそつなくこなせるけれど夢中になれる物がない蛍夏。
二人は幼馴染で恋人同士。
ある日、ふらりと撮影旅行に出た央理が幽霊になって帰ってきた。
声は聞こえるのに、視えない触れない、大好きな人。
それも7日後には完全に消えてしまう。
蛍夏はカメラを手に、幽霊の恋人と彼の遺体のある場所まで最後の旅に出る。
穏やかで切ない奇跡のような夏、蛍夏は幼い頃の夢と央理との大事な約束を思い出す……。
大人になる過程でどうせ無理だと諦め、平凡な人生を歩んでしまいがちな多くの人の胸を打つ青春純愛小説。
10代で読んでも大人になって読んでも、その世代ごとに違う涙がきっとある。
爽やかに泣けて元気が出るエブリスタ小説大賞受賞作!
◆表紙特別寄稿
佐野妙先生(「だもんで豊橋が好きって言っとるじゃん!」)描き下ろし漫画
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hannahhannah
6
『意味が分かると怖い話』の藤白圭の小説。幽霊は出てくるが、青春純愛小説。主人公のボーイフレンドが死亡し、彼の幽霊と共に彼の遺体を探す7日間が始まる。悲壮感はほとんどなく、笑える場面が多く、著者の地元への愛情が伝わってくる内容。爽やかな読後感でした。2025/06/13
のりさん
1
カップルのイチャイチャが当人同士でキャッキャッキャッキャッやる分にはどうぞご勝手にな内容なんだけれど、わざわざ文章にして見せつけられるとただただ恥ずかしくて背中ゾワゾワしながら読んでた。アレは正直キツイです。乳岩峡の絶景はちょっと見てみたくなった。2025/08/02
jolly
1
映画『ゴースト』の亜種ってことでいいですね。下半期突入です。 2025/07/01
金色
1
切ない気持ちになれるかなと思いましたが、自分はそうでもなかった。何かが足りないかなぁと思います。上手く行き過ぎだから?2025/06/24
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