河出文庫<br> 外道の細道

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河出文庫
外道の細道

  • 著者名:町田康【著】
  • 価格 ¥1,320(本体¥1,200)
  • 河出書房新社(2025/04発売)
  • ポイント 12pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784309421674

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内容説明

ドキュメンタリー製作のため、敬愛する作家ブコウスキーの足跡を辿る旅に出る作家「マーチダ」。メディア界隈に棲息する外道たちとの珍道中を描く、爆笑必至の物語。『真説・外道の潮騒』を文庫化。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

A.T

21
アメリカ、ロサンゼルス。文脈から2002〜5年と推定。日本のパンクロックを追求する町田(小説ではマーチダという別人格として登場する)だが、くんだりまで行ってどうなるのか… 予想通りというか、ご想像にお任せの結末。〇〇ランドとか〇〇カフェという、アメリカ文化を人工的に生ぬるく薄めて適当に提供するものに対して断固拒絶する彼が。おあつらえの場所でおあつらえのフレーズは出てこない。コーディネーターが提案する行き先は、どれも二番煎じが否めない。市内やハリウッドの煌びやか地域から極貧地区、果てはモハーヴェ砂漠まで。2026/04/29

練りようかん

20
海外旅行が大嫌いな小説家がテレビのドキュメンタリー番組に出演決定。飛行機に乗るまでも時間を取られ交渉は一方的でなぜ仕事を断わらないのかと悶々とするほどだが、揉め事は面白いなという腹もあるのだ。陳腐な発想でヤラセを偶発的な成功に見せようとする制作者の粘りがすごい。一周回ってまた元のプランを押し通すのだから、この時間なに?と何度も思った。それでも驚きと呆れの多様な表現が瞬間的な楽しみで、特に“総入れ歯にしようかと思った”が好きだ。言葉を生業とする者が言葉を通じさせることができない、苦悶と挑戦の物語だった。2026/01/14

鷹ぼん

7
年に何冊か読みたくなる町田康。今回は16年前に単行本で読んだ『真説・外道の潮騒』が、ようやく文庫化されたというので「再読」。表紙カバーの町田の写真がめっさカッコよろしい。アラーキーこと荒木経惟の撮影。今はもう…(泣)。「長幼の序」を重んじるがために、落語「代書屋」のごとく、話の通じない連中に振り回さっれぱなしの、マチーダ氏。ナウ橋君の「ぼくら、日本のテレビのシステムの被害者って感じですよね」がすべてな気がするが、それを伝えたいために文庫で368ページも費やすマチーダ氏自身もまた、「烏滸の沙汰なり」(笑)。2025/06/24

CEJZ_

3
1P18行。元の本は2008年刊。なぜ2008年に角川から出た作品が、15年たって2025年に河出から文庫で出たのか。ミステリアスだ。意味をつかめぬ表紙、解説なし、定価1320円、ミステリアスだ。いつかお進め文庫王国に紹介されるかもしれないし、本屋大将の発掘本になるかもしれない。はたまた古書店の手の届かない棚の上で、希少珍奇本として高額の値をつけ飾られ目の肥やしになるのかもしれない。エヌエイチケーをカワデショボーに置き換えると、新たな読みごたえがあるように思う。読了することで徒労にも似た長い旅を終える。2026/03/07

めい

3
自分なら絶対に空港で帰る。そもそも空港まで辿り着けるかも怪しい。徒労だなダンスでは済まない。2025/02/16

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