内容説明
小川糸さんの人生を変えた、美しい森の暮らし
都会での生活を離れ、森へと移住。キッチンでの料理風景や庭の土いじり…毎日を慈しむ様子を綴ったカラー写真満載のエッセイ集。
5年前、コロナ禍での離別を経験し人生の先行きに悩んでいた時、著者は美しい森と出会った。車の免許を取得し山小屋を建て、都会から移住。大自然の美しさに気付かされる暮らしの中で、衣食住はよりシンプルに。大好きな器やアートに囲まれ、自然との対話を楽しむ日々を綴ったカラーフォト満載のエッセイ集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
あすなろ@no book, no life.
123
小川糸氏の長野は八ヶ岳に居を構える前後のお話。そして、僕は同じ歳である彼女の作品が好きであるし、それこそこの頃のコロナ禍に地元図書館主催のweb講演会に出席させて頂いた事もある。その暮らしの様が好き。なかなか出来ないことではあるのだが。その様を見て取れて読める本書はとても気になっていた一冊。それらライフの哲学は何か。それは、自分にとっての愛しき物を見つける事。そして、それが手に届く場所にあるというのは最高の幸せだと思うからである。何を愛しいと思うかは人それぞれである、との事である。2025/08/10
ちゃちゃ
92
「いとしきもの」に囲まれて暮らす幸せ。”好きなもの“ではなく、”いとしきもの“という言葉のチョイスに、彼女の愛が滲み出る。本書は40代後半で八ヶ岳山麓に山小屋を建て車の免許を取得し、愛犬とともに独り暮らしを始めた小川糸さんのカラーフォトエッセイ集。美しい森、大自然の中でシンプルに機嫌よく生きる楽しさが存分に伝わってくる。「+」ではなく「-」、削ぎ落とすことでより深くものや自分と向き合い、心や身体が求める声に静かに耳を傾けられるのだ。豊かに生きるとは、日々の暮らしを慈しむ中にこそ在ると気づかせてくれる。2025/08/05
ネギっ子gen
70
【山小屋のおかげで、自分の人生を生き直すことができました】都会を離れ、自然や器やアートなどに囲まれる日々を綴った、カラーフォト満載のエッセイ集。文庫オリジナル。<自分の人生は、もういつ終わっても後悔することはないだろう。そう思っていた。/けれど、自分の命の長さを自分で決めることはできない。だから、いくら自分で「私、もうお腹がいっぱいなんです」と訴えても、まだ、次々と料理が出され、それらをきちんと食べ終わらなければ、食後のお茶とデザートを出してもらえない。つまり、私にはまだ、生きる時間が残されている>と。⇒2025/09/13
tetsubun1000mg
66
「ツバキ文庫店」を読んだので最新版と思われるエッセイを選ぶ。 愛犬と一人で山に別荘を建てて住むという選択にまず驚く。 以前読んだエッセイにペンギンさんが良く登場していたのに。 中盤で理由を告白されるが残念なことでした。 個人的には1600mの山の中での生活は、望みませんが小川さんには合っているようですね。 山小屋の中には物が少なく、厳選されたコップや皿など温かさがが感じられるようです。 紹介される能登の「だしつゆ」、京都森井ファームの「ほうじ茶」などは注文したくなりました。 箒も気になりますね。2025/10/24
けんとまん1007
62
いとしきもの。小川糸さんの暮らしの様子や、そこに籠められている思いが伝わってくる。一つ一つのことを、できるだけ丁寧に生きる・・ような暮らし。自分も同じ、山・森の人だと思うので、親近感を覚える。身近なところにある緑・樹・森の力をありがたく思う。おしまいのほうに特別付録としてある中に、魔法のだしつゆがあって、嬉しくなる。10年近く前から通っている、石川県七尾市の鳥居醬油店さん。おかみさんの鳥居正子さん、また、会いに行こう!2026/02/22




