内容説明
小川糸さんの人生を変えた、美しい森の暮らし
都会での生活を離れ、森へと移住。キッチンでの料理風景や庭の土いじり…毎日を慈しむ様子を綴ったカラー写真満載のエッセイ集。
5年前、コロナ禍での離別を経験し人生の先行きに悩んでいた時、著者は美しい森と出会った。車の免許を取得し山小屋を建て、都会から移住。大自然の美しさに気付かされる暮らしの中で、衣食住はよりシンプルに。大好きな器やアートに囲まれ、自然との対話を楽しむ日々を綴ったカラーフォト満載のエッセイ集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あすなろ
111
小川糸氏の長野は八ヶ岳に居を構える前後のお話。そして、僕は同じ歳である彼女の作品が好きであるし、それこそこの頃のコロナ禍に地元図書館主催のweb講演会に出席させて頂いた事もある。その暮らしの様が好き。なかなか出来ないことではあるのだが。その様を見て取れて読める本書はとても気になっていた一冊。それらライフの哲学は何か。それは、自分にとっての愛しき物を見つける事。そして、それが手に届く場所にあるというのは最高の幸せだと思うからである。何を愛しいと思うかは人それぞれである、との事である。2025/08/10
ちゃちゃ
83
「いとしきもの」に囲まれて暮らす幸せ。”好きなもの“ではなく、”いとしきもの“という言葉のチョイスに、彼女の愛が滲み出る。本書は40代後半で八ヶ岳山麓に山小屋を建て車の免許を取得し、愛犬とともに独り暮らしを始めた小川糸さんのカラーフォトエッセイ集。美しい森、大自然の中でシンプルに機嫌よく生きる楽しさが存分に伝わってくる。「+」ではなく「-」、削ぎ落とすことでより深くものや自分と向き合い、心や身体が求める声に静かに耳を傾けられるのだ。豊かに生きるとは、日々の暮らしを慈しむ中にこそ在ると気づかせてくれる。2025/08/05
のぶ
80
小川糸さんが山小屋暮らしをしているのは、しばらく前に知ったが、その姿をフォトエッセイで垣間見る事ができて良かった。以前に読んだエッセイではベルリンで暮らしていて、幸せそうな生活を知っていたので、舞台が八ヶ岳に移っての暮らしもなかなか素晴らしいものだと伝わってきた。新たに建てた山小屋の木の香りや、周辺の木々のまぶしさが見られてとても良い。掲載されているエッセイも読んできて楽しかった。しばらくしたらその後の生活も覗いてみたい。2025/05/16
あっか
52
小川糸さんの、正に『いとしきもの』が存分に詰められた1冊。この世界に入り込みたいほど本当に素敵。好きなもの・大切にしていることについての発信ってこんなに人を幸せにできるんだなあとハッとしたような気持ち。大切なものにはお金をきちんと使い、想いと反するもの・納得できないものを妥協して買わない姿勢は、自分と向き合い自分を大切にすることなんだなとも思った。山小屋完成までのエッセイが多いので、暮らしぶりを写真たっぷりで読みたい(見たい)方は『別冊天然生活 小川糸さんの春夏秋冬を味わうシンプルな暮らし』も併せて是非。2025/07/18
布遊
49
糸さんの筋の通った生き方に憧れる。八ヶ岳の森の中に、山小屋を建て、運転免許証を取得し、いとしきものに囲まれ、環境に良い生活をしている。写真満載のエッセイ。糸さんがいとしきものとして紹介していた中で、魔女の箒とお日さまのライト(ソネングラス)は、興味があり手に入れたいと思った。全く同じものは調べたらかなり高額。まがい物でもいいか(笑)2025/08/04
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