日本経済新聞出版<br> 信望なき大国 日本人が知らない「トランプのアメリカ」

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日本経済新聞出版
信望なき大国 日本人が知らない「トランプのアメリカ」

  • 著者名:大越匡洋【著】
  • 価格 ¥2,640(本体¥2,400)
  • 日経BP(2025/04発売)
  • ポイント 24pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784296124282

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内容説明

歴史の修正が始まった。
2025年1月20日夜、第47代アメリカ大統領に返り咲いた共和党のドナルド・トランプは4年ぶりにホワイトハウスの執務室「オーバルオフィス」に席を落ち着けると、その手に握った巨大な権力を無造作に振るった――。

国際経済と安全保障の規律をねじ曲げる「暴君」の帰還は、世界を混乱の渦にたたき落とし、大国としてのアメリカへの信頼を損なっている。

背景にあるのは、アメリカ全体を分断する巨大な遠心力。
一国に2つのアメリカがあるような「冷たい内戦」をもたらすものの正体に、トランプ信者、反トランプ主義者、マイノリティ、不法移民ほか、多数の現場取材から描き出す。
日本には届かない生の声を現地特派員が丹念に拾った渾身のルポルタージュ!


「実際にこの国で暮らす人々の声を集め、彼らが世界をどうとらえ、何を感じ、どう考え、どう行動するか。
その積み重ねの中から、アメリカの全体像に対する理解の解像度を高めようというのが、私がこの本で試みたことだ」
――本文より

目次

序章 「王」の帰還
ーヒトラーか、チェンバレンか
ー「アメリカに感謝せよ」
ーナルシシストの「王」

第1章 幻滅――「2つのアメリカ」、その現場から
ーある男の変心
ー「上下」の分断
ー年収1億円でも補助の対象
ー地獄の沙汰も……
ー男と女の間には深くて暗い河がある
ーあなたが「トランプ主義者」に会ったことがない理由
ー敵、それは凝固剤 ほか

第2章 偽善――なぜ「エリート」は嫌われるのか
ー居場所はいつも端っこ
ー当然視が人を傷つける
ーさよならコロンブス
ー南部の「非白人」議員10人に聞いた
ー「バイデン隠し」と「息子の恩赦」 ほか

第3章 排斥――国境に押し寄せる「普通」の人々
ーなぜ、私は国境地帯に向かったか
ー熱帯雨林を2晩3日かけて踏破する「普通の人々」
ー川建国同志
ー共通の物語はどこへ
ー強制排除、武器は18世紀製 ほか

第4章 傲慢――秩序をねじ曲げる「暴君」の時代
ー神がかりへの陶酔
ー「闇の政府」を破壊せよ
ートランプ主義の賞味期限
ー2030年の悪夢
ー妄想じみた恫喝外交
ーメディアの敗北 ほか

終章 さらば「アメリカの世紀」
ー報復と無情の二重奏
ー背中から斬り付ける
ーそれでも「多数から一つへ」 ほか

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