内容説明
スイスとはどういう国か。その歴史を図やイラストを使いながらわかりやすく、ていねいに描く。コラム「そのころ、日本では?」「知れば知るほどおもしろいスイスの偉人」も役に立つ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kawa
34
図書館新刊書コーナー本。中世の建国時代から強大な外部勢力や宗教界とのかけ引きとバランスの中で維持・独立をはかってきたスイス。その歴史の学びを試みるが、複雑な変転でその展開についていけない。まずは読了しただけで良しとして、国際紛争(ウクライナ戦争にも中立)、中立主義(国連非加盟の永世中立)、人権問題(女性参政権賦与は1960年代以降)、地球環境・エネルギー(温室効果ガス排出2050年ゼロ法)、外国人雇用(人口の26%が外国人)などの課題は次の機会のアジェンダとしよう。2024/06/20
まえぞう
24
帝国や王国、公国がベースの国が多いなかで、スイスの成り立ちは独特です。バチカンの衛兵が派手な制服のスイスの傭兵なのは不思議に思っていましたが、古い歴史の産物なんですね。ジュネーブには仕事でしばしば訪れますが、物価の高さには辟易しています。2024/06/04
古谷任三郎
6
スイスと言えば、美しいアルプスの山並み、アルプスの少女ハイジ、時計やネスレ、永世中立国という多様なイメージがあり、日本人が2番目に好きな海外の国だと言う(一位はアメリカ)。ただその歴史は、ドイツ、フランス、イタリアという大国に挟まれ、様々な民族や宗派が入り乱れながらも強かに生きてきたのが実態だ。女性参政権も1971年に導入されたと知り、大変驚いた。多文化共生国家であるため、かなり保守的なところもあり、2021年に同性婚を導入するなどリベラルな側面もある。中立国ならではの葛藤も理解できた。2025/01/22
トッシー7
3
スイスの歴史について表面的にわかりました。2024/07/24
KW
2
スイス行きたい 1798年スイス革命、フランス(ナポレオン)が介入(攻めてきて)ヘルヴェティア共和国出来る(フランスの傀儡だが、初めてスイス統一)→ナポレオン追放で、大復古(元の保守に戻り人権剥奪)、ウィーン会議で永世中立国になる→フランスではブルボン朝が保守的、1830年7月革命、オルレアン朝で自由主義的な立憲君主制→スイスも影響受ける、内戦(分離同盟戦争、カトリックとプロテスタント)保守派(カトリック)が負ける→連邦憲法の成立で自由主義的な国民国家になる。(1848年)2024/06/23
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