ギンガムチェックと塩漬けライム 翻訳家が読み解く海外文学の名作

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ギンガムチェックと塩漬けライム 翻訳家が読み解く海外文学の名作

  • 著者名:鴻巣友季子
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • NHK出版(2025/04発売)
  • ポイント 18pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784140819876

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内容説明

小説の読み解き方がわかる。知ってるつもりだったあの名作の、新たな顔が見えてくる!

『嵐が丘』は、相続制度と法律知識を駆使した「不動産小説」だった?
アトウッドの『侍女の物語』は現代アメリカがモデル?
不朽の青春小説『ライ麦畑でつかまえて』は、太宰の『人間失格』に似ている?
これからのポストヒューマン時代に必読の作家、カズオ・イシグロー
当代一の翻訳家・文芸評論家である著者が、誰もが知る名著を全く新しい切り口で解説し、小説のあじわい方を指南する大人向けブックガイド。
あの名作の知られざる“顔”が見えてくる!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Inzaghico (Etsuko Oshita)

6
一般に広まっている海外の名作を、別の視点・解釈から読み解いた快作。単語ひとつたりとも揺るがせにせず、aとtheの違いもおろそかにしない。ジョイスの"A Portrait of a Young Man"のyoungを「若き芸術家」とするか、「若い芸術家」とするかでこれほどの違いがあるとは。 『幸福な王子』の章では、今まで「王子、なんて立派なんだ」と単純に思っていたが、ちょっと考えが変わった。2025/04/29

kokekko

2
この連載が目当てで時々NHKテキストの「ラジオ英会話」を購入していたが、このたびめでたく書籍の形にまとまってくれた。名作英米文学ブックガイド、あるいは名作読みなおしガイドのような一冊。大体全部読んだ本のことが書かれているけれど、自分はいずれもぼんやり読んでいたんだなあ。ちまちまと再読してみたい気持ちにさせられた。「経験と時間ほど、人を読み手として成熟させるものはない」は至言。2025/04/28

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