ハヤカワSFシリーズ Jコレクション<br> 赤い星

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ハヤカワSFシリーズ Jコレクション
赤い星

  • 著者名:高野史緒【著】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 早川書房(2025/04発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 480pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784152089502

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内容説明

ギブスンmeetsブルガーコフ 江戸+ロシアremixで贈る究極の幻想小説
ネット技術のみが発達した帝政ロシア支配下の江戸。ハッカーの町娘おきみは吉原一の花魁・真理奈太夫から、潜伏中の皇子の情報を集めてほしいという依頼を受ける。アキバから仮想空間ペテルブルクまでを奔走するおきみは、謎の〈赤い星〉到来の噂を聞くが……

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

りー

11
時間を無視したロシア史、幻のペテルブルク、江戸&ロシア・リミックス…時間も空間もごっちゃごちゃで、更にサイバーパンク。仮想現実空間が入れ子構造になっていて、どの層が現実なのか?と、考えると登場人物たちのように、頭痛がしてくる。「赤い星」とは何だったのか?結局全てが謎のまま。物語や登場人物、テーマなど、普通、小説で重視される要素は全て些末。細かく書き込まれた描写こそが主体。相変わらず読み手を選ぶ作家さん。ロシア史には全く興味が無かったけれど、面白そうだなーと思えたのは収穫。疲れた…。2020/03/20

ゆっしーな

5
帝政ロシアとその属国たる日本は首都のお江戸にて。吉原からペトログラードへと、九十九に織り成す夢からまた夢へ。どの歴史のどの時代ともつかず、それでもロシア的であり且つまた江戸情緒にも溢れるこの世界観が楽しい。ことの顛末を完全に飲み込めたとは到底言い難いけれど。おきみ、〈ヒロシゲさん〉、グレゴリー、龍太郎、各パートの物語を全部ぶち込んでごった煮にしてしまう惜しげのなさには低頭するものの、どうにもすっきりさっぱりとはいかず。雰囲気だけで満足しちゃう読書レベルの足りなさをごめんなさいしたい。2014/02/23

みぎ・妖子

4
むむむ...最強にカオスでした。章ごとにがらりと場面が変わる上に色んな固有名詞が出てきて、翻弄、混乱させられつつ、最後には繋がるのだろうと我慢して読み進めていく。もっとロシアのこと知ってたら楽しいのかなとか思ったり。多分、もう一回読んでも、あんまりよく分からないのだろうなと思う。私は....別にペテルブルクには行きたくない。2009/04/11

ろびん

3
世界観が凄くて、笑いが込み上げてきますね……。イマイチ最後までまじめに読めなかったかもしれません。2018/11/10

むつぞー

3
仮想か現実か、過去なのか未来なのか、江戸でロシアで、シベリア横断ウルトラクイズで、豪華絢爛で俗っぽくってまさに迷宮をさまよったという感じなのです。読んでいる途中で、物語における現実とか立ち位置といったものを早々に見失ったとでもいうんでしょうかね。まさに「回答などない」というべきなんでしょうか?2008/09/19

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