内容説明
新人賞に応募された小説作品「完璧な家族の作り方」。
角川ホラー文庫編集部は、著者のある目的のため、本作の書籍化を決定しました。
※本作は、note主催・創作大賞2024〈角川ホラー文庫賞〉受賞作です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
青乃108号
195
夜中に読んどるんやが、怖い。これは怖い。北九州にある廃屋で次々起こる怪異現象。モキュメンタリーっちゅうんですか、この手の物語形式。うまい事出来とんなあ。思わず引き込まれてまうやん。怖いから止めたいのに読んでまうやん。ああ、最後まで読んでもうたやん。そして最後の…うひゃあ!俺は慌てて本を閉じましたがな。猛烈に尿意を感じておるんやがトイレにも行けかれへん…怖い…頑張る…これ絶対今晩夢にみるやつやん…2026/07/12
タイ子
82
何を書けばいいのか・・・。完璧な家族を作るためには宍戸邸にお邪魔しなければいけない。その宍戸邸とは?いやぁ、気持ちわるー。北九州市にある一軒の廃墟、虎ロープを張って進入禁止。そこに入った俺は見てしまう、気絶した。そして21年後に語る宍戸邸の話。俺は今認知症の母の介護と亡き妻の忘れ形見息子の世話でいっぱい、いっぱいの毎日。母と息子は夜になれば廃墟に行きたがる。そして、廃墟の住人が語る家族だった頃の話。何が現か幻か…。最後に一葉の写真がある、完璧な家族とはこれなのか。うぅーっ、背中が寒い。。。2025/06/03
のりすけ
80
モキュホラ小説。最近食傷気味のモキュホラ系列の中でもかなり上手く作られてると思う。インタビューも子供の手記?も「え、そっち?ええええええ?」みたいな落としどころがあり一気読みしてしまった。考えオチの怖さが私は好きなので、この作品はそういうのも含めて良い。脅されて曰く付きの空き家に入る小学生…ここで『貞子VS伽椰子』を思浮かべた方は、それなりにホラー通でござる。2025/12/29
yukaring
76
北九州の某所にある宍戸邸。この家で起こった凄惨な事件を取り上げた小説が編集部に送られて来る。編集部はある目的のため、その小説を書籍化するのだがその目的とは…。その家で増え続ける行方不明者と怪事件に関する取材の記録。読めば読むほど世界が歪むような気持ち悪さに嫌悪感を隠せない。証言や手記に綴られる異様な物語と不気味としか言いようのない家族写真。点と点がつながりより恐怖が増していくのだが「完璧な家族」とは何なのか?過去に起こった事件の真実とは?一旦訪れるともう日常には戻れない、最恐最悪の家ホラーの登場。2025/06/08
HANA
61
一軒の家に関する情報をインタビューや記事、ネットの集積から明らかにしていくという昨今流行のモキュメンタリー・ホラー。はっきり言ってモキュメンタリーには食傷気味なのであるが、本作に関しては過去何が起きたのかはっきりわかる。きちんとオチがついている。とこの二点がしっかりしているだけで評価できる。逆に言えば凡百のモキュメンタリーはそこを曖昧にして竜頭蛇尾に終わっているのがほとんどであるが…。過去に起きた事件もなかなか凄惨で、徐々に狂っていく感じも良いし。関わってしまった人間の末路もアレで、面白く読めました。2026/05/05
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