内容説明
視覚的に人を認識することが難しい高校生の葉月は、人と関わりを持たない学校生活に徹していた。
気になるのは、三年前に最寄り駅で名も無き遺体として見つかった少女……。顔も名前もあるはずなのに、誰も少女のことを知っている人が現れない。
葉月とは全く逆の立場ではあるが、なぜか同調してしまう。
そんな葉月の前に現れるようになった学校で人気の男子高生・海斗。海斗と一緒にいると目立ってイヤな反面、彼のポジティブな言葉に幾度となく救われる。
その海斗と、三年前に亡くなった少女の面影を持つ美沙の存在が、少しずつ葉月の生活に変化を与えていく。サスペンス青春恋愛ストーリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ときわ
6
人間の脳には顔に特化した顔細胞があると聞いたことがある。何故そんな特殊な細胞があるのかというと群れで暮らす人間に必要だから。もしそこがちゃんと機能しなければ顔の判別が出来ないことになる。私はこの主人公ほどではないが、少しだけ顔細胞の働きが弱いので彼女の苦しみを想像できた。救いは家族が理解して守ってくれていること。普通に生活できるのだがある特定の困難があるというのもなかなか大変だ。別の困難を抱えた少年。虐待を生き抜いた少女。ミステリ部分もあり、読後感も良くすごく面白かった。2025/06/19
leo18
3
人の顔が見分けられないヒロインの恋愛ものとしては面白く読めたが、身元不明の子供の遺体のミステリ部分は物語から浮いてた気がするな。ストーリーのテンポや雰囲気のマイナスにしかなってない。2025/07/26
てらさか
1
続きが気になって一気に最後まで読みました。主人公の鈍さがひどくて「これだけ好きって言ってるのに!?」ともどかしかった。2026/01/25
横丁の隠居
1
プロットはごたごたしていてあまり感心しない。推理小説としては謎の解決のプロセスも結果もすっきりしない。恋愛小説としては…今の高校生ってこんななの。こんなに手間かけないと恋愛できないの?昭和ジジイにはわからないわー。2025/09/21




