ちくま学芸文庫<br> 中国目録学

個数:1
紙書籍版価格
¥1,210
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

ちくま学芸文庫
中国目録学

  • 著者名:清水茂【著者】
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • 筑摩書房(2025/04発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 300pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480512765

ファイル: /

内容説明

書籍を分類して解題目録を作る学問・目録学。分類の意味を知るためには学術史的知識が欠かせない。なぜなら目録学は、その時代毎の文化の体系化と批判の営みであったからである。本書では、木や竹、布に記録することを始めた古代中国から、紙や印刷術の発明とともに目録学がどのような発展を遂げてきたかが縦横自在に語られる。「中国の蔵書家たち」「中国のエディション」「紙の発明と後漢の学風」など、関連文章も収録。この分野において先駆的役割を果たした書であり、中国文化の知的背景を知るにあたって紐解かれるべき名著。解説 古勝隆一

目次

中国目録学/一 書物の誕生/二 目録のはじまり/三 紙の発明と巻子本/四 分類の変遷/五 印刷術の発明/六 刊本の時代/七 蔵書家のすがた/八 類書の編纂/九 輯佚の学/十 校勘学の発達/中国の蔵書家たち/中国のエディション/総集の性質/唐代詩人の伝記資料/一 正史その他の伝記集/二 墓誌銘およびその他の文学的散文/三 随筆・雑記/四 参考書/紙の発明と後漢の学風/あとがき/解説(古勝隆一)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

電羊齋

15
本編では古代中国の木、竹、布に記録された書物から説き起こし、紙の発明と印刷術の発達とともに書物の形態が巻子本さらには冊子本へと移り変わる歴史を語る。そしてさらに進んで蔵書家の姿、また目録学、校勘学などといった書物を扱う学問がどのような発展を遂げたかを紹介していく。本編以外に収録された関連の文章も面白い。中国での書物の歴史、書物と技術発展の関係について関心を持つ人におすすめの本。私は中国の歴代の蔵書家の足下にも及ばない単なる積読家であり、書物についての学識も浅いので、本書は非常に勉強になった。2025/01/18

さとうしん

12
特に本編はそう長くはない文章ながら目録学の基本的な流れに加えて、営利出版と非営利出版との傾向の違い、印刷術の発明によって最初に印刷に賦された書物の種類、朝鮮で活版が盛行した事情といった話題、そして蔵書家のあり方や類書、輯佚、校勘など関連する事項の解説などが詰め込まれており、目録学を中心として様々なことに目配りがきいた本となっている。2024/12/13

1
目録学そのものというよりは、書物の刊行と学問に関する内容であった。2025/01/13

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22275342
  • ご注意事項

最近チェックした商品