内容説明
【電子版巻末には花守先生によるカバー用イラストをそのまま収録!】
京都にある零細出版社・太秦出版社に事務員として勤め始めて三年目の大庭小依(おおば・こより)。ある日、食中毒で倒れた先輩編集者の代理で、作家・皆月豊(みなづき・ゆたか)との打合せ場所に資料を渡しにいったところ、はんなり京男子な皆月のマイペースぶりに巻き込まれ、いつの間にかこの企画の担当編集を引き継ぐことに。初担当となる本は、京都のお抹茶に関する面白い逸話を探しながら人気の名所やお店を巡り、お抹茶スイーツやお点前を楽しむという紀行エッセイ本『京都お抹茶迷宮(仮題)』だ。
編集者としての初仕事にはりきる小依だが、皆月と共に取材を続けるうちに「千利休の孫・宗旦」と「白狐の恋」にまつわる不思議な抹茶の逸話を耳にする。そして、その逸話に沿うかのように、「狐の子孫」と言われる一族が営む茶舗で事件が発生して……!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えつ
11
NetGalleyにて。京都在住人気作家が贈る、お抹茶スイーツとふしぎ話をめぐる古都・ライトミステリー。とのこと。久しぶりに石田祥さんの作品を読んだけど、読みやすくて好きだなぁ。舞台は京都。出版社に事務員として勤める主人公の大庭小依(こより)。食中毒に倒れた会社の先輩の代わりに作家の皆月豊に会うことに。皆月のペースに巻き込まれ、小依が京都お抹茶の小噺を探しながら抹茶スイーツを食べる紀行エッセイを担当することになった。抹茶についてのアレコレを知れて嬉しかったし、お抹茶飲みたいし、抹茶スイーツ食べたい…2025/04/29
小梅さん。
8
作家皆月のキャラがいい味だった。 京都在住で基本和装。好きでないと言いながら甘いもの大好きな感じも面白い。 おいしいものに惹かれて横道にそれちゃうとか大人なのに不思議くんだしw 出版社勤務ながらピンチヒッターで初めての編集者役となった小依は、ちょっと頼りないけど一生懸命。 お抹茶にまつわる蘊蓄も面白かった。 特に、狐の子孫の話は興味深い。皆月と小依の考察も引き込まれた。 終盤、皆月が「甘いものは好きじゃない」とたびたび主張してた理由も明かされてw 2025/07/03
さち
5
読みやすい上に、設定も良かった!一気読み📕 お盆休み2冊目! 2025/08/11
てん
3
抹茶スイーツとお煎餅が食べたくなりました。2025/08/10
色素薄い系
3
うーん。どうにもハマれなかった。抹茶に関する知識や出てくるスイーツは良かったと思います。皆月のキャラがそんなに好きになれなかったのが原因かもしれない。2025/06/27
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