内容説明
1940年ロンドン。金庫破りのエリーの前に、陸軍のラムゼイ少佐が現れ、北部のサンダーランドまで旅をするように指示される。また国のための任務につけると喜んだエリーは、翌日現地に向かう。しかし到着してすぐに、何者かにぶつかられ、トラックに轢かれそうに。親切な男性に助けられてことなきを得るが、少佐の手配してくれた下宿屋に入った直後、その男性が前の道路で倒れて死んでしまう。この不審な死は偶然なの? エリーは、空軍パイロットに扮した少佐と調査に乗りだす。凄腕の金庫破りと堅物の青年少佐が活躍する人気シリーズ第3弾!/解説=柿沼瑛子
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ナミのママ
80
〈シリーズ3作目〉陸軍ラムゼイ少佐と金庫破りエリー。連夜、爆撃されるロンドンを離れて北部サンダーランドへ。到着早々アクシデント続きのエリー、相変わらず事件の詳細は知らされない。そんな中で偽りの身分とは言え、同年代の男女とつかの間の時間を過ごす姿が微笑ましい。爆撃が続く土地で暮らす、戦時下で生きる事が若い人の意識にどう響くのか、それがよく現れている。事件に立ち向かう2人だが解説にある「いやいやながらの恋人ごっこ」は言い得て妙。エリーの出生の秘密はまた次作へ持ち越し。今作も読み終わるのが残念な楽しい作品だった2025/06/07
M H
26
金庫破りの美人エリーと堅物の少佐(もちろんイケメン)ラムゼイ。今回はロンドンを離れて北部のサンダーランドが舞台。現地に到着したエリーはさっそく不審死に遭遇し、素性を偽りながら犯人を探っていくが。一応あらすじはこんな感じ。でも2人の恋愛で頭がいっぱいになっちゃうんだな。ファンには嬉しい?展開もあってもじもじキャーキャーしている間に終わった(笑)フェリクスがほぼ出てこないのは残念、次作ではぜひ少佐とのバチバチを!最終作まで翻訳が決まったので歓喜して待つ。2025/06/28
み
23
さくさくと♪少佐が危機一髪!ドキドキでした。エリーの家族の真相が、むっちゃきになるし、少佐との進展も気になるし。早く続編が読みたいです。2025/07/06
ち~
23
少佐から依頼を受けロンドンを旅立ったエリー。目的地に到着直後、背中を押され車に轢かれそうになった所を助けてくれた男性が不審な死を遂げる。彼の仲間にスパイがいるのか?錠前破りにスリ、潜入捜査とエリーの大活躍にワクワク!少佐の小言にエリーの応酬も変わらず楽しいし、一緒に金庫に閉じ込められるオイシイ展開もあり、2人の関係に微妙に変化があってヤキモキさせられる。少佐とフェリックス、どちらなの!そして最後の最後で衝撃の一文が。早く続きを!2025/05/19
翠埜もぐら
16
金庫破りのエリーとラムゼイ少佐シリーズ3冊目。今回はちょっと目先が変わって港町サンダーランドへ出張です。三角関係の一片のフェリックス君は今回お休みかと思ったら、珍しく少佐の理性のタガが外れてしまいました。保護者のおじさんもそばにいなかったし。おまけに4発もぶち込まれて瀕死って。話の盛り上がりが今一つではありましたが、三角関係とかお母さんの話とかが無くて「スパイ活動を阻止する」話に焦点が絞られていてハラハラできて楽しかったです。あれ、でも阻止できたのか?2025/06/30
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