内容説明
麻薬中毒者リーは「触れあい」を求めて近づいた青年アラートンとともに南米へと旅に出る……笑いにまみれた孤独と喪失感、デビュー直後に執筆されながら長らく封印されてきた告白的純愛小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Meg Mog
5
映画を観て。ルカ監督、終盤のヤヘ体験以外は割と原作に忠実に再現してたんだな😳ジーンの謎めいた存在が結局わかり得なかった。リーのみっともなさが更にみっともなくて居たたまれない…リアルでも寂しいアピールしてくる年寄り知ってるけど、ジーン同様に同情より嫌悪感が先に来てしまう。反面教師にしたいけど、自分も年取ったらこうなるのかなぁ😣2025/08/24
shimuratakeda
5
あはは。何度読んでもよくわかんない。けど、おっかしい~。2025/05/17
die_Stimme
4
映画が良かったんで読んでみた。コッター博士については、ジャングルのなかで暮らす研究者夫婦の夫の方が原作ではコッター博士。映画では妻の方がコッター博士と呼ばれているので、そこは大きな違いではあった。あとは、映画では基本的にリーの一人称と言えるが原作は客観視点で、寡黙なユージーンのモノローグや直接的な言葉でリーを拒否する場面もある。「君と話がしたい 言葉なしで」は映画のとても印象的なフレーズだったが、たぶん原作にそれに相当するものはなかった。2025/05/13
biwacovic
4
その昔ペヨトル工房から出ていた『おかま』が、映画化を機に改題されて文庫化。情けなく、欲望丸出しで、すべてが切ない。「パナマ、世界の交差点では、人はただ歳をとるだけの肉塊だ。自分の身体をそこから動かすにはパンナムやKLMと取り引きしなくてはならない。さもないと、肉体はそこにいつまでも残って、トタン屋根の下、蒸し暑い熱の中で腐っていく」・・・若きバロウズが感情をそのままに曝け出す文章がたまらなく良い。2025/04/19
御庭番
3
ゲイであること、それをストレートに書いている。共感とかはわからないけどバロウズ、らしいのかな。2025/10/22




