内容説明
世界42カ国発売、英語圏600万部売り上げた超話題の“ロマンタジー”(ロマンス×ファンタジー)『フォース・ウィング-第四騎竜団の戦姫-』続篇!
バスギアス大学の二年の騎手候補生になったヴァイオレット。だが愛するゼイデンは前線へ派遣されてしまい、竜の一頭は眠りから目覚めないでいる。仲間にも大きな秘密を抱えて悩む彼女を待ち受ける試練の数々……。彼女の選択に大陸全体の運命がかかっていた!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
140
第一部を昨年読んで、第二部を読むかどうかは思案中でしたが、第一部が本屋大賞翻訳部門第一位だったこともあり、ちょうど図書館の予約も2冊分の空きがあったため、結局読むことにしました。上巻は一気読み、続いて下巻へ。トータルの感想は、下巻読了後に。 https://www.hayakawa-online.co.jp/special/fourthwing2/2025/06/17
ナミのママ
86
かつて少女漫画の発売日を楽しみにしていたように待ち望んでいたシリーズ2作目。壮絶な戦いの末に悲しい別れを経験し、自らも生死のふちをさまよったヴァイオレット。彼女はもう物語の始まりに登場した少女ではない。今作でヴァイオレットは二年生に進級し、卒業したゼイデンは前線へ、つがいの竜も離されてしまう。前作を上回る試練、進展しない恋、そして誰が敵で誰が味方か。ノンストップに進んでいくストーリーに目が離せない。拷問の凄まじさに唖然とし、読んでいて身体が痛くなる。600ページ超えの上巻が終わり下巻へ。2025/05/04
ヘラジカ
28
前作からあまり時間が空いていないのに地名や人物名(特に苗字)を忘れていて少しショックを受けた。相変わらずぐいぐい読ませる。まとまった感想は下巻へ。2025/04/27
本の蟲
17
国土防衛を竜が担う軍国ナヴァールで、竜騎兵を育成する軍事大学が舞台のファンタジー2作目。衝撃的な前作ラスト、上層部が隠してきた歴史の真実を知って動揺を隠せないまま大学に戻るヴァイオレット。部隊の仲間には話せず、探りを入れる上層部の嫌がらせと過酷な訓練のなか…。当たり前に死人が出るヤバい学校とはいえ、2年生になって後輩が入ってくる展開と、個々の相性因縁は学園ものあるあるで好み。ロマンタジー(ロマンス×ファンタジー)というだけあって、火力強めのロマンス描写と濡れ場は相変わらずだが、そういうものとして割り切る2025/05/22
びぃごろ
14
エートス大佐による軍事演習の罠でリアムとソレイユを失い、卒業式当日に戻った第四騎竜団。ソレンゲイル司令官の怒りを買い大佐は沿岸基地に飛ばされるが、手下のヴァリッシュ少佐が騎手科次長として赴任し、2年生のヴァイオレットを脅かす「秘密を持っている人間が死ねば問題ない」と言い放つ大佐。3日以上離れたことのないタールンとスーゲイルは1週間ごとに互いの所在地に赴くという指令状に従うことに…。1年生はリアムの妹スローン(バイオレットを兄の仇とみなす)と身分を隠した第三王子アーリックが加わる。騎手生存講座がエグイよ。2025/06/17