「見えない都市」を歩く 文学で旅するイタリア

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「見えない都市」を歩く 文学で旅するイタリア

  • 著者名:和田忠彦
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • NHK出版(2025/04発売)
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  • ISBN:9784140819852

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内容説明

「想像力」という地図を携えて、いざイタリアの旅へ

イタロ・カルヴィーノ、チェーザレ・パヴェーゼ、ナタリーア・ギンズブルク、ウンベルト・エーコ、アントニオ・タブッキ、ウンベルト・サバ、ディーノ・ブッツァーティ、ジュンパ・ラヒリ、そして須賀敦子……イタリア文学の名作の数々を“街”という視点で編み直す。北はヴェネツィア、ミラノから、南はシチリア島まで。個性豊かなイタリアの各都市を訪ね、文学作品を手に歩くような視点で、作家たちが遺した声と足跡をたどる。
本書内に登場する作家たちとの親交も深いイタリア文学の泰斗による、斬新かつ詩情豊かな文学ガイド。

2022年4月~6月にNHKラジオ第2「カルチャーラジオ 文学の世界」で放送された講座の、待望の書籍化!

【内容】
1. 旅立ちにあたって――《見えない都市》とヴェネツィア
2. 故郷の風景──カルヴィーノとサンレモ
3. 作家たちの遭遇──パヴェーゼ、ギンズブルグとトリノ
4. 子どもと労働者の街トリノ──『クオーレ』と『マルコヴァルド』
5. 旅のはじまり、謎のはじまり──タブッキのジェノヴァ
6. 夢と物語と災厄──ピノッキオと『デカメロン』のフィレンツェ
7. 国境の街、混淆の文化──ズヴェーヴォとサバのトリエステ
8. 歴史からこぼれ落ちた島──ピランデッロと『山猫』のシチリア
9. 半島のなかの異郷──『キリストはエボリで止まった』と『フォンタマーラ』
10. 陽気と喧噪の裏側──フェッランテ、モランテとナポリ
11. 堆積する時間──モラヴィア、パゾリーニ、ラヒリとローマ
12. 生き急ぐ街──エーコ、マンゾーニ、ブッツァーティとミラノ
13. 水が刻む時、ふたたび《見えない都市》へ──ヴェネツィア

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

micamidica

3
カルヴィーノの「見えない都市」からインスピレーションを受けて、イタリア文学の作品をベースに各都市について綴った作品。カルチャーセンターでの講義を元に再構築したものらしく、講義を受けた人が羨ましすぎる…!実際に行ったことのないサンレモやトリエステへの想像が膨らんだり、既知の都市へのない視点を与えてもらったりのわくわくが止まらない読書体験でした。「ナポリの物語」は、ナポリ中心の文章として書かれたにしてもこうも受ける印象が違うとは…と驚きでした。読んでみたい本もたくさん増えました。2025/06/09

NAGISAN

0
「都市は、商品の交換に止まらず、記憶・思い出、欲望、言語記号の交換の場でもある。」(カルヴィーノ『見えないと都市』)最近は、イタリア語で書かれたイタリア文学を読んでいない。イタリア文学に詳しい筆者の引率で各都市をめぐり、陽気なイタリア人のなかにある心情に浸る。2025/06/21

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