内容説明
地球平和国家の使命と課題を考察した英文著書の日本語版に、「平和学とは何か?」についての序章を加えた、「平和学」入門。「平和国家」「国連平和維持国家」「アメリカの同盟国」「普通の国」という4つの理論的モデルを軸に、日本の安全保障のアイデンティティを分析し、憲法改正手続、集団的自衛権等も論ずる。
目次
はじめに──本書の内容と構成
本書の要旨
序章 「地球平和の政治学」~平和学的アプローチ~
第1章 「平和学の研究対象」としての日本の平和主義と安全保障
第2章 「平和国家」としての日本──戦後日本の安全保障と「消極的平和主義」1945~1990
第3章 「国連平和維持国家」としての日本──日本の「積極的平和主義」と国際平和協力への貢献
第4章 「アメリカの同盟国」としての日本──9・11、アフガニスタン戦争、イラク戦争への日本の対応
第5章 「普通の国」としての日本──日本国憲法改正問題と憲法改正後の理論的シナリオ
終章 「地球平和国家」としての日本──日本の「中核的な」安全保障のアイデンティティ
あとがき
初出・関連論文一覧