タイのかたち

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¥2,750
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タイのかたち

  • 著者名:赤木攻
  • 価格 ¥2,750(本体¥2,500)
  • めこん(2025/03発売)
  • ポイント 25pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784839603182

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内容説明

タイは「外来人国家」である。タイには「タイ人」はいない。誰が「タイ」をつくったのか? なぜ? どのようにして? 謎が次々に明らかになり、不明瞭な「タイのかたち」がはっきりと見えてきます。タイ研究の第一人者である著者の長年の研究と考察が明快なタイ論として結実しました。専門的な内容ですが、自らの体験を踏まえたわかりやすい記述となっており、「タイ」ファンに広く読まれると思われます。
謎をはらんだ「ラームカムヘーン王碑文」の原文と日本語訳を配した菊地信義の装幀もユニークです。

目次

序章 タイにはタイ人はいない                   
第1章 地政学的背景
第2章「スコータイ神話」     
第3章 三つの世界 
1「サヤーム世界」/「外来人国家」 
(1)アユッタヤー 
(2)「クンナーン」    
(3)アユッタヤーの街      
(4)ムスリムの故郷   
(5)スコータイ王朝による乗っ取り? 
(6)「アヨータヤー」 
2タイ世界/ムアン 
(1)身分制社会 
(2)「民衆反乱」 
3マレー世界/海賊基地 
(1)パッターニー:交易、女王、海賊 
(2)「小クニ」 
第4章 「チャート・タイ」の創出 
1強大な王権 
(1)現人神 
(2)王統       
(3)王族 
2「タイ化」 
(1)労働力の解放と身分制の解体 
(2)国民国家形成に向けて 
(3)「カー・ラーチャカーン」へ 
(4)「タイ世界」の包摂          
第5章 現代タイの葛藤  
1「タイ化」の進展 
(1)国名「タイ」の決定 
(2)「サリット革命」 
(3)大王プーミポン  
(4)「チャート・タイ」の変遷 
(5)「タイ語」――大きな「チャート・タイ」  
2まとわりつく「外来人国家性」 
(1)「外来人国家性」 
(2)見えない身分制              
(3)「サヤーム世界」の優越性 
             「
終章 新しい「チャート・タイ」を求めて 
あとがき 
主要参考・参照文献 
索引

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Ucchy

1
タイ研究の碩学の集大成。タイという国の形成、社会の特徴を歴史的原因に遡って叙述。タイは、外来人が寄り合って作ったサヤーム世界(アユッタヤー)を核に、近代になってから異質なタイ世界、マレー世界を包摂し、近代国家にしたもので、タイという纏まりの歴史は浅い。タイという国名は百年未満の歴史しかない。現代においても、アユッタヤーの外来人国家性やサックディナー制が残存し、汚職、不可視の身分制やオープン性に繋がっている。私のタイでの生活経験を踏まえても納得がいく。「タイにはタイ人はいない」というのは本当にそうだと思う。2025/09/13

かーんたや

1
仏教民主主義2019/12/22

しまうま

0
葛藤の基本的要因は、タイの出発が「外来人国家」だった点に求められる。つまり、タイの故郷である「サヤーム世界」が各地からの「外来人」寄合所帯からなる商業的利益を追求する世界であり、その他にはほとんど社会的紐帯を持ち合わせていなかった。 タイ的近代化は「王権」「タイ化(タイ語・仏教)」に価値を置き、結局現代で重視されてるのはカネ・コネ・チカラ2025/10/12

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