内容説明
目まぐるしい科学技術の進歩は、古より別次元に封印されていた悍ましい悪魔の数々を解き放ってしまった。
悪魔に憑かれてしまった人間を取り締まるため、各国は法王庁と呼ばれる祓魔機関を設立した。
そこに所属するのは、トラウマツキと呼ばれ、幼少期の酷いトラウマの代償に常人離れした異能を手にしたエクソシスト達。
彼らは今日もその身の傷を抉りながら、己の正義を胸に、悪魔に抗う。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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1
出すレーベルを間違えているな、というのが最初の感想だった。世にはライトノベルとライト文芸という似て非なるジャンルが存在するが、本書は明らかにライトノベルである。しつこいほど多用される擬音、「死ね死ね死ね死ね……」と読んでいて興醒めする台詞の連呼。これが仮にライトノベルとして読んだのであれば、そういうものとして受容できたのかもしれないが、ハードカバーのホラー小説として見ると出来の悪さが目立ってしまう。ストーリーそのものは割とよくあるものというか、既視感がありつつも実直であり、地に足着いたもののように感じた。2025/05/20
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