内容説明
皆に好かれる優等生女子・栞奈。完全無欠の人気者男子・皐月。二人はあるきっかけからお互いの“死んでも人に言えないヒミツ”、そして性格最悪な裏の顔を知ることに。この人だけとは分かり合えないと思ってたのに・・・!大嫌いだった自分のヒミツ、自分の性格。全部知られてしまったからこそ、取り繕わない本当の自分で関わり合い、距離を縮めていく二人。皆に好かれる性格のいい自分を装っていたけど、二人で過ごす時間だけは最悪な自分もさらけ出せた。しかしある日、皐月のヒミツが学校中にバレてしまい・・・。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
栗山いなり
7
人に言えない秘密を抱えた男女の交流を描いた青春小説。俺の苦手な要素がど直球で出てきた作品だったが結果的にはスターツ出版らしさと新しさが混ざった作品だったかなと思う2025/04/24
真夏日和
4
オトナになっても『普通』にとらわれて生きていくのは当たり前ってことがそもそも生きづらさを抱えていることなのか、なんでも恋愛感情につなげて考えたりするのが受け入れられないって栞奈がクラスメイトに言ったところとか、めちゃくちゃストンと心に落ちた。オトナでも分かるはなし。 2025/05/01
saori
3
マイノリティを抱える高校生の恋愛物語。目を見てきちんと話す事は、いつの時代もどんな年代においても大切だ。皐月も栞奈も素直な心で生きていって欲しい。2025/04/03
よあけ
0
想像していた内容より、ずっと優しい祈りみたいみたいなお話だった。 本当は人それぞれの普通があるはずなのに、いつの間にかそれが重なって数になって世間の普通になってしまっているんだなあ。世良くんが好き2025/07/26