内容説明
金融界のリアルは、小説より奇なり
バブル経済と金融危機に揺れた時代。
行員、その後プライベート・エクイティ・ファンドの投資家として、国内外の金融界に身を置いた著者。
そこで目にしたのは、“限界的”状況下でも信念を持ち仕事に取り組む同僚の姿だった。
次世代の金融界を担う人々に向け熱いエールを込めて綴った、20 年間の活動の実録。
目次
1.Lloyds Bank 劣後債 案件
2.Global Octane(ガソリン添加物)プロジェクト案件
3.Cerro Colorado(チリ銅山開発)プロジェクト案件
4.順徳ハイウェイプロジェクト案件
5.発電所プロジェクト/インフラプロジェクト等を巡って
6.或る香港財閥と
7.台湾高速鉄道プロジェクト前段
8.金融危機前夜
9.日系商社との付合い(挿話)
10.不良債権処理を巡って
11.都市銀行勤務の最後の日々
12.新しい職場で(投資ファンドの視点より)
12.1 諸々
12.2 農薬会社を巡って
12.3 頓挫した或る案件