内容説明
きっかけは一人の医師の逮捕だった。!
患者を救おうと力を尽くした医師が法廷で裁かれるー。
こうした事案に義憤を感じ、鹿児島の一人の医師が制度創設に動き出した。
立ちはだかる法律の壁、そして関係省庁との厳しい折衝を乗り越え、医療事故調査制度の創設を勝ち取るまでの軌跡とは。
「医療の未来を守るのは、医療現場の自立・自律を確立すること」との信念を実らせた、制度のすべてが明らかになる。
目次
初版序文
改訂版序文
第1章 医師法第21条(異状死体等の届出義務)について
第2章 医療事故調査制度の全体像を理解するために
第3章 改正医療法・省令・通知
第4章 医療事故調査制度の施行に係る検討会
第5章 医療事故調査制度近年の問題点
第6章 制度創設時に立ち返り医療事故調査制度の趣旨を考える重要性
おわりに
参考資料