内容説明
研ぎ澄まされた恐怖の切れ味!
新時代を担う怪談作家たちが刻む短編を
新人発掘に精力的な黒木あるじが品評
これまで数多く登場してきた体験者の実在する怪談の書き手たちは、様々なムーブメントを起こしてきた。
さらに怖い話を求めて、次世代、次々世代の新たな書き手を生み出すべく登竜門「新時代怪談作家発掘プロジェクト」が行われ、集まった作品の中から優秀作を筆頭に俊英の作品を一挙に紹介する。さらに怪談マンスリーコンテストの最恐賞作品も掲載。
各人が血眼になり足を棒にしながら聞き集めた怪異譚の数々を収録、読者をも新たな怪談の道へと誘う不穏な道標にもなりえる一冊だ。
ぜひとも本作を契機に、お気に入りの書き手や珠玉の一作を見つけていただきたい。
本書収録! 黒木あるじを唸られた書き手たち
沫/骸烏賊/藤野夏楓/司翆々稟/碧絃/猫又十夜/でんこうさん/田沼白雪/千稀/高崎十八番/鬼志仁/カンキリ/筆者/キアヌ・リョージ/高倉樹/柩葉月/有野優樹/浦宮キヨ/のっぺらぼう/薊桜蓮/蜂賀三月/花園メアリー/佐々木ざぼ/小祝うづく/乙日/天堂朱雀/おがぴー/あんのくるみ/御家時/さっれゆいおーん/緒方さそり/イソノナツカ/泥人形/鍋島子豚/チャリーマン/宿屋ヒルベルト/月の砂漠/影絵草子/犬飼亀戸/吉田六/中村朔 (掲載順)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
HANA
57
実話怪談集。新人発掘プロジェクトに入選した作品が収録されているのだが、何冊も本を出している作家に比べると流石に若書きが目立つ。個人的に実話怪談の本領は現実と幻想や恐怖が曖昧になる所にその魅力があると思うのだが、ショートショートや短編を目指しているような作品もちらほら。とあれ採用されたという事は力量は確かなので、今後の活躍を祈りたい。後半「怪談マンスリーコンテスト」入選作もあるのだが、こちらはテーマが決められている事もあり各作家の力が存分に味わえる作品ばかりとなっていた。本書が次代の幕開けとなるといいなあ。2025/04/26
雨
34
短いのですぐに読めた。この中から次の怪談作家が生まれるかも知れない。2025/04/21
TI
6
投稿物。一つ一つが非常に短い。長編のほうが好み。2025/05/17
みかん猫
6
個人投稿の怪談を集めた本。色んな怪談があって種類もそうだけど、書き方も個性があって良かった。2025/04/28
真夏日和
5
短めの怪談はたいそう読みやすかった。新人の怪談作家さんたちの作品集。 好みだなーと思う文体の方々を発見したりと満足だった。 今回非常に心に残ったのが浦宮キヨ『井戸ポンプ』千稀『古いしきたり』筆者『営業の下村さん』『記憶に無い別れ際』『辿り着く記憶』月の砂漠『音が聞こえる』中村朔『ミ様』 2025/04/30
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