内容説明
世界に冠たるラグビー王国は、いかにして最強国となったのか。その強さはどのように生まれ、どのように支えられ、どのように維持・発展を続けているのか。それを学ぶことは、日本のラグビーにとっても貴重な財産になるはずだ。幸い日本には、ニュージーランドと日本、双方のラグビー事情と文化を深く知るオールブラックス経験者が多数いる。ニュージーランドと日本を等距離に眺めることのできる第三国の代表経験者も多い。そして、ニュージーランドに飛び込み、ラグビー王国のラグビーに深く浸り、長く生活し、そこでの経験を日本に持ち帰った選手もたくさんいる。彼らの経験と言葉に耳を傾けることは、日本がニュージーランド、オールブラックスを理解することに留まらず、人材育成の秘密、環境整備について、彼らが長い時間をかけて培ってきたノウハウを学ぶことでもある。すべての色を混ぜ合わせると、黒になるという。黒のジャージーから学べるものは、何でも吸い取ってしまおう。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
4丁目の父ちゃん
8
昨年のラグビーW杯日本大会。日本中が盛り上がりました。オールブラックスのハカに酔いしれました。なかなか勝てなかったが、前回の敗北から監督、メンバーを変えずに2011年大会から2連覇。2019年大会での3連覇も興味深く見てました(もちろん日本の試合の次に)エピローグでオールブラックスのユニフォームが黒い理由、なるほど。2020/05/23
Stair512754
2
日本代表がベスト8に進出したこの時期に、電車の中でこの本を読むのは、まあまあ露骨に『ニワカ』感たっぷりで恥ずかしかったすわ(笑) 事実『ニワカ』ですからね 元オールブラックスメンバーや対戦相手、日本からNZに渡ったラガーマンなどなどのインタビューから、その強さの秘訣を探る・・・ シンプルに読み物として面白かったんだけれども、後書きがちょっとくどすぎて残念 なんでも書けばいいというもんじゃなく、如何に削るか、如何に分かりやすく伝えるか それが重要2019/10/17
ひぐ
2
オールブラックスへの敬意とラグビーへの愛に溢れた書籍。如何にして、NZが世界最強のラグビー国家となり得ているのかを、NZ出身者、NZ内部への挑戦者、NZの対戦相手の視点から語ったもの。1人1人の談話によって構成されているが、読めば読むほどNZラグビーに対するリスペクトが高まることだろう。ビジネスでの成功に通ずるかは分からないが、考え方としては活かせるものも多いのではなかろうか。お互いにコーチングし合う文化などは、取り入れることが出来れば素敵。2012/11/29
鳥義賊
2
マオリ出身者を必ず選ぶ不文律や試合前のハカは、国の歴史に対するリスペクトなのね。先住民と移住者からなる国の特性が、外国籍でも代表選手になれるラグビー文化とマッチして、世界最強軍団を作るのだなと感じた。グローバル化している世界では、むしろこのスタイルのほうが先進的。先日のW杯で日本代表に外国出身者が多いことを批判した人たちは、ラグビーをしていても考えが野球的で情けないなあ。それにしても「ラグビーは宗教だ」とまで言われるニュージーランドでも、子供の頃にはいろんなスポーツを体験していることが意外だった。2011/12/07
ヨッシー49
2
オールブラックスの強さはNZ社会が作りあげたもの 最高の文化だと思った 2011/11/27
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