内容説明
古典文学とその研究方法の諸観点ついて、講演録とエッセイから幅広く提示し、初学者を主対象に講じ、また論じたものであり、内容等も過度に専門的であることを避け、分かりやすく解説する。
目次
CHAPTERⅠ 講演編
section #1 「左右の」大臣考―テクストとの向き合い方―
section #2 破壊者としてのかぐや姫・桐壺更衣・光源氏
section #3 在と不在―研究の〝芽〟の見つけ方―
CHAPTERⅡ 断想編
section #1 災害と文学と教育と
section #2 ○○○○は二度裏切る
section #3 卑怯な女三宮
section #4 ヒキョーな夕顔
section #5 「卑怯な女三宮」ふたたび
section #6 『光源氏物語抄』の分からなさ
section #7 マメタロウノ恋ノウタ
[附載] マメタロウの大冒険、あるいは『古典』引用のカオス―『豆太郎物語』の世界―
section #8 俊成ノ「源氏見ざる歌詠み」ノ判
section #9 雨①
section #10 雨②
section #11 〈俯瞰〉する『岷江入楚』
section #12 「疎き人」? 誰と?