ことのは文庫<br> ある日どこかで箸休め 3分で読める35話のアラカルト

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ことのは文庫
ある日どこかで箸休め 3分で読める35話のアラカルト

  • 著者名:村田天【小説】/双森文【イラスト】
  • 価格 ¥792(本体¥720)
  • マイクロマガジン社(2025/03発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784867167304

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内容説明

【電子版巻末には双森文先生によるカバー用イラストをそのまま収録!】
大学生同士のカップル未満が初めて一緒に食べた朝ごはん。偶然会った高校の同級生と食べる深夜のラーメン。風邪の時に同僚が作ってくれた鍋焼きうどん。料理が嫌いな上司に食べさせたくて母に教わる煮物の作り方。なかなか減らない冷蔵庫の常備菜を(他人を巻き込んで)上手に使い切る秘策。おにぎりが苦手になった理由ともう一度食べられるようになった理由。クリスマスパーティーで知るとり天の味と気になる人の意外な一面。お互いが買ってきたパンと飲み物を交換して食べる昼休み。弟お手製の夏カレーで思い出す、懐かしくておかしな過去。鰻が救ってくれた誰かの世界。

――かつて味わったことがあったかもしれない、もしかしたらこれから味わうかもしれない、
そんな素敵な「食」にまつわる35の風景。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やすらぎ

172
数頁に収められた小説を読み終えるたび、ミルフィーユのように小さな幸せが幾重にも重なり合い、ほんのりと癒されていく。アイスクリームが溶けるまでに伝えたいけれど。あの日に戻りたくなるような、でも少し恥ずかしいような青春時代。色々と起こり続ける世の中で、ゆったりとした時間が流れるとき、物語は傍らにある。甘酸っぱくてぎゅっとしたくなったり、瑞々しくて眩しくて勇気が出せなかったりして。珈琲の香りをかぎながら大人になるまで胸にしまい込んでいた思い出を探す、素敵な一冊。誰かと食べた懐かしい料理に思い巡らせてみませんか。2025/02/01

えつ

9
3分で読める35話のアラカルト、とタイトルにあるだけあって、どのお話もすぐに読めちゃう。え?ここで終わるの〜?!なんて思っていたけど、あとで続編に出会ったりして、展開にちょっとニヤニヤしてみたり…。どのお話もお料理は美味しそうだし、満足感ありましたー!!!中でも、煮物大作戦と食いしん坊大作戦が好きでした。NetGalleyにて。2025/05/01

alleine05

6
お食事要素とほんのり恋愛要素(恋愛要素がほとんど無い話もあるけど)をからめて、といった感じのショートショート集。良かったんだけどまとめて読むとさすがにどの話も似たような調子に感じられることもあったので、一気に読もうとせず数話ずつちょこちょこ読み進めた方がもっとじっくり味わえたかなと。2025/05/21

ともぞー

1
若者たちの(という表現がすでに老人側だが)、特に食にまつわる日常を切り取ったような、そんな短編が山盛り。いろんな長編のそういう部分をランダムに並べた感じで、どこを取ってもほっこりするし、応援したくなるような気持ちにさせてくれる作品でした。自分にもそんな時代があったのかなあ。2025/08/04

きっしぃ

1
35の食べ物にまつわる短編集です。 どれも、キュンとする可愛らしさに溢れていて、 思わず美味しいものを食べたくなるお話しです。 食べ物に関して記憶の奥底に刻まれている、 悲喜こもごもの色んな思い出たち・・・。 そういえば、そんな体験が自分にもあるなぁ、 なんて思いながら読みました。2025/05/22

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