内容説明
「老夫婦 消味期限が 過ぎている」「減塩だ 高血圧だ いまさらだ」
妻から突然「料理定年」を宣言された夫。魔改造シニアカーで爆走する95歳の元カミナリ族。畑違いの出版社に就職したシニア社員。
妻に愛想を尽かされ、若者に哀れまれ、それでも老体に鞭打って果敢に挑戦する。するよりほかに道はない。人生の後半戦にこんなにも難題に見舞われるとは、誰が予想し得たか。60代~アラ100(ハン)男女7人の七転八倒、悪戦苦闘。
人生100年時代の新・シニア像を、とぼけたシルバー川柳に乗せて描く書き下ろし8編
目次
料理定年
高額香典
暴走老人
自分語り
待合室にて
仕返し合戦
白バアと黒バア
シニアチャレンジ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
モルク
89
68才から95才までを主人公にシルバー川柳を題材にした8話のちょっと繋がった連作短編集。いじわるばあさんや白バア黒バアの話は面白かった。だけど1話目の「料理定年」はちょっと合わなかった、というか違和感を感じた。もう夫の料理は作らない…それぞれに食事となるとそのかかるお金も気になるし、本当は洋食がたべたかった妻も夫が好きじゃなくても作って出せばいいのに…などとつっこんでしまった。多分男性目線だとこんな感じになるのかな。寄る年波ごとにめんどくさくなるのは事実だけどね。2025/11/28
さちこ
51
1話目で心を掴まれた。読み進めていくと、前に出てきた人とか繋がりがあって面白い。投稿句とぴったりの物語、作者さん凄いです!!!2025/05/05
tetsubun1000mg
22
初読みの作家さんだったが結構楽しく読めた。 筆者はミステリーを中心に書かれていたようだが、前作の「逝きたいな ピンピンコロリで 明日以降」が売れてシニアシリーズ第2弾らしい。 筆者は1959年生まれの66歳ということだが、70代から90代まで広く人物設定をして川柳の投稿を題材として展開しているようだ。 今どきの60代から70代は、昔と違って元気な方が多いのでしょう。 これからはシニア小説も増えてくるのかな。 最後の章に出てくる69歳で技術職から出版社にシニア採用で配属された短編は特に面白かった。2025/06/02
やまさん
16
作家さんと同じ1959年生まれの私にとって「確かになあ~!」と実感しながら読み進めました。「友人が一人去り、二人去り、数えるうちはまだ若い」って身につまされる言葉かな?私自身昨年43年間勤務した企業定年退職しましたが同期の男子職員64名のうち既に8名を見送っている事知り驚きました。そして本書の最終章の「シニアチャレンジ」のように声掛けてくれた畑違いの分野に再就職し新しいチャレンジ始めました。本音は「娘二人とも嫁ぎ、妻と二人で四六時中家に居ても窮屈かな?」妻はどう思っているのか聞くのが恐ろしや!2025/06/07
yunyon
13
よくある感じの、登場人物がお互いにつながっていくパターンだったけれど、それぞれのシルバー陣も、周りの孫や子供世代、年下上司との関わりが面白かった。シニアカーを改造、爆走するおじいさん、カラオケでおじいさんの悪口を叫ぶ黒いおばあちゃんが良かったです。2025/07/02




