内容説明
注目の詩人と教育者による、アウトサイダーのための勉強論
「勉強するのに仲間はいらない。むしろ、ひとりでいるために勉強が必要なのだ」。群れず、つるまず、あなた自身でいるための学び方とは。その試みは、他者を理解し、世界をゆがみなく捉える第一歩となる。一斉授業に困難を抱える中高生から、学び直しを求める大人まで。
朱喜哲(哲学者)推薦!
勉強は、あなたの孤独を守り、
そして自由にする。
学校が苦手で、それでも大学で
哲学をやると信じていた
14歳のわたしと、いま14歳のあなたに、
本書が届きますように。
目次
はじめに なぜ勉強の方法を知る必要があるのか?
【理論編】
01 学ぶとは何か?──目的と手段、そして対話
02 読む──すべての勉強はここからはじまる
03 理解する──少しはみ出すくらいがいい
04 覚える──ぶらぶら散歩するのがいい
05 言語化する──つまり、軽々と間違えること
06 考える──制約と跳躍
【実践編】
07 英語
◇コラム 勉強する理由は「楽しいから」か?
08 数学
◇コラム テストとは何か? なぜ試験勉強は勉強ではないのか?
09 国語
◇コラム 勉強仲間は必要か?
10 社会
◇コラム くじけるとは何か? 正しいくじけ方について
11 理科
◇コラム なぜ学習法が大切なのか? 努力に逃げないことを頑張る
おわりに
参考文献/教材リスト
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
井の中の蛙
8
「勉強する」とはどういったプロセスで行われるのかを説明した理論編と、それを五教科に応用した実践編に分かれていた。自学自習法としては書かれているものが理想型だと思った。実体験としても覚えるために色々ぶらぶらすることは、時折の楽しい遊び・発見につながる。2025/07/17
mimi
5
これ大人の自己満足本になっちゃってるね。せっかく成長期の子供の役に立ちたくて書いたのに。ひとつひとつの章は具体的で、語り掛けてる相手(子供)が浮かびそうなくらいなのに、まとまるとこの「誰用でもない」感じ、もったいないですね。教育に関わる師と名付けられる大人たち、というか親も含めて教育者が読んで糧とすればいいんじゃないかな。 もう少し物語に寄せればよかったのに、これでは子供が読まない。ビジネス書すぎる。 でも具体的で良い内容でした。2025/05/22
おきの
5
学校教育は範囲の広さと試験ゆえに、「なぜ」を問うたり、前後の文脈や自分とどう関係するかを考える暇がない。そのため、つながりを持たない丸暗記は、あっというまに消え去り、自分の血肉にならなかった。学校で勉強ができない著者は嚮心塾の自学自習法で、初めて勉強を始めることができたとのこと。かつて勉強は、自由になるために始めたはずで、従うことではなかったはずだ。表面的なペーパーテストや仕事に抵抗し、考えることも覚えることも、まずは応用の効く根本知識に絞って、そこから本当の勉強や仕事を取り戻していきたい。名著の予感。2025/04/02
紫陽花
3
内容はとても面白い。ためになる。…のだけれども、これを読んで果たして中高生に理解できるだろうか。この本を読むことを辞めてはしまわないか。結構難しい単語がでてくるから(安住、演繹、などなど)きっとこの本は普段勉強が苦手な層にむけているのかも?という気がするけれど、きっとその層にこの本は読めないのでは、と思ってしまう。大人だからわかりやすいように思えるけれども。2025/07/23
KTakahashi
3
難しい。自学自習の大切さ。2025/06/22
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