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内容説明
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『嫌われる勇気』古賀史健がはじめて13歳に向けて書き下ろしたベストセラー『さみしい夜にはペンを持て』の第二弾。
今作のテーマは「読む」こと。
こんな方におすすめ
□ふだんあまり本を読まない
□おとなと子どもの間で、自分が定まらない
□本を読みたいけど、うまく集中できない
□学びたいけど、何から学べばいいかわからない
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ねこ
131
前作があるのに未読で先にこっちが図書館で貸し出し可能に…。なんてこった。本書のメインターゲットは中学生でしょうが大人が読んでもおもしろい。しかも、とっても贅沢で素敵な本なんです。本文中にも表紙同様の(1色刷りですが)ならのさんの絵がてんこ盛り。ファンタジーな世界観と多くの名著の引用で読書の世界の扉を叩くにふさわしい本です。引用は100冊くらいあったと思います。私は3割ほどしか既読の本はありませんでしたが読んだ本が載っていると何だか嬉しくなるのは何故でしょう?読了後は童心に帰った気持ちにちょっとだけなったよ2025/06/13
ナミのママ
88
『嫌われる勇気』の著者が13歳向けに書いたシリーズの2作目でテーマは「読む」。前作は未読。タコが本に囲まれた表紙に惹かれて手にしてみた。主人公は中学3年生のタコジロー、進路や友達関係に悩みつつ日々を過ごしている。ある日、占い師のヒトデと出会う。哲学書のようでいて押し付けがましくない。本との出会い、本の読み方、自分は当時、そんなことを考えながら読んでいたかな?今でも考えていないかも…。登場する書籍には懐かしいものもあり、センスの良い選書。可愛いイラストににんまりしながら楽しんだが、内容は深くて心に残る。2025/04/11
本詠み人
75
初読の作者さん✨️主人公のタコジローは海の中の中学校に通っていて、登場人物は皆、海の中の生き物だ。挿絵も豊富で中学生向けの本だと思うけど、ブックガイドの要素もあり、お気に入りの一冊をどうやって選ぶかとか、どう読めばいいか等の方法論だけでなく、読んだ本で自分が形作られていく等哲学的なことも描かれ、深く考えさせられる内容だった。なぜ勉強しなきゃいけないのかとか、進路が決められない等、そんな時に是非読んでもらいたい本。偏差値だけで先生が勧めた高校を選んだ、中学生だった頃の私に読ませてあげたかったなぁ……2025/07/01
いたろう
71
海の中の生き物たちを登場人物にしたファンタジー仕立てで、読書について、勉強について書かれた小説。これは、中学生位向けの本のようだが、大人でもハッとさせられるものがある。「『自分だけの一冊』を選ぶ。それは自分の進む道を選ぶこと」という言葉に、改めて、本が人の人生に与える影響を考えさせられる。何故、大人になって役に立つとは思えない勉強をしなければならないのかという疑問には、太宰の「覚えることが大事なのではなくて、大事なのは、カルチベートされるということ」という言葉が紹介されているが、これがすごくしっくりきた。2025/07/20
Willie the Wildcat
60
三者三様の悩みを起点に、各自自身に向き合い、心底を映す鏡である「本」を学ぶ。豊富な選択肢から、主体的・能動的に選ぶ、自分のための1冊。一期一会、”向き合う”「本」、故に心を開くきっかけともなる。2種類のクラゲと3種類のマイクが、もれなく深掘りを手助け。イカリの”やりきる!”は、物心両面であるのがミソ。巻末の『袋綴じ』。文字通り見てのお楽しみ♪カードの文言を全て繋げた2ページは、もれなく振り返りを支援。因みにヒトデは、占いで使った本と同じ本を、補充するのかな?2025/06/03