内容説明
犯行文に添えられた暗号――
爆弾魔の狙いとは!?
元科捜研研究員が描く、警察科学捜査ミステリー
(あらすじ)
横浜にあるロケット開発企業の旧工場で爆発が発生。火災原因調査のスペシャリストである久龍小春は、特殊犯捜査係の熊谷と灰島とともに現場調査を開始する。
経営者の四ノ宮の証言によると、数日前から爆破予告文が届いており、次のターゲットを示す暗号文も残されていた。そして予告通り、他の宇宙関連施設で第二、第三の爆破が起き――。久龍たちは犯人を突き止めることができるのか!?
【著者について】
新藤元気(しんどう・げんき)
1993年、愛知県生まれ。筑波大学大学院数理物質科学研究科修了後、科学捜査研究所に入所。
現在は半導体メーカーに勤務。第22回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉作品『久龍小春の鑑定ファイル 小さな数学者と秘密の鍵』(宝島社文庫)で2024年にデビュー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ma-bo
92
このミステリーがすごい!大賞隠し玉として発売された「科捜研・久龍小春の鑑定ファイル 」のシリーズ第2弾。デビュー作は装丁にキャラのイラスト、題名に名前と主人公を前面に出してたけど、今作は見ただけでは分からなかった。内容は横浜にあるロケット開発企業の旧工場で爆発が発生、経営者の証言によると爆破予告と次のターゲットを示す暗号文が残されていた。一方声優として活動している女性の話が挟まれる。久龍達は犯人を突き止めることはできるのか?前作を読んでいた為、久龍と刑事の熊谷のキャラを分かっていたので違和感なく入れた。2025/07/24
よっち
25
横浜にあるロケット開発企業の旧工場で爆発が発生。火災原因調査のスペシャリスト久龍小春は、特殊犯捜査係の熊谷・灰島と現場調査を開始する第2弾。数日前から爆破予告文が届き、次のターゲットを示す暗号文も残されている状況。そして予告通り他の宇宙関連施設で第2、第3の爆破が起きる中で、犯行文に添えられた暗号の意味や爆弾魔の狙いに迫る展開で、大掛かりな復讐を仕掛ける犯人に翻弄される状況から、傍若無人な小春が解き明かす謎はミスリードが効いていて、刑事小説らしいアクションもあって、1巻目から少し雰囲気が変わりましたかね。2025/05/13
達ちゃん
18
シリーズ2作目。微妙な新キャラも出てきてなかなか面白かったです。まだまだ続くのかな。2025/06/27
オヤニラミ
12
ロケット開発企業の旧工場での爆発事件を皮切りに、宇宙関連施設を狙った爆発が予告通りに連続して繰り返される。科捜研物理係の久龍小春は特殊犯捜査係の熊谷・灰島とともに捜査を開始する。元刑事部長の娘である小春のキャラが強烈で他の先輩刑事達の存在感が薄れ気味。ストーリーは犯罪捜査と声優を志し苦悩するある少女のパートが交互に語られ、それがどう結びつくのか…!?そして犯人の姿が浮かび上がって来ると二つのパートが結びつく、犯行目的は分かるがかなり大掛かりな復讐劇のような…😅シリーズ第二弾とは知らずに読了でした。2025/07/31
NAOAMI
12
犯行動機を上手くミスリード。娘自慢の父親が誰なのかは何となくヨメるが、娘エピソードの時制がズレている仕掛けが後半効いてくる。スケールの大きい復讐に挑む犯人。科捜研の小春が犯人像を絞り込み閃くまでは、まさに爆弾魔に見せかけたミスリードに読者も捜査陣も翻弄される。推理が飛び過ぎ感は否めないが、それよりもやる気のない方の刑事が窮地に目覚める終盤の格闘場面がイイ。一方で、せっかく序盤から引っ張った犯行動機の悲哀が相殺されてしまう面も。作品と共に味方キャラが増えていくのも一興。巧拙チグハグながらエンタメとして上々。2025/05/02
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