ハルキ文庫<br> うえから京都

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ハルキ文庫
うえから京都

  • 著者名:篠友子【著者】
  • 価格 ¥902(本体¥820)
  • 角川春樹事務所(2025/03発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784758447010

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内容説明

坂本龍子は高知県の県庁職員でありながら、政治の世界では数々の難問を解決する「交渉人」と呼ばれ、名を馳せていた。ある日、龍子の元に京都府知事から、低迷した日本を救うため、都を西に移したいと依頼が入る。京都・大阪・兵庫の三府県が手を組み、西の統一をはかりたいので、龍子に力を貸してほしいのだという。 龍子はこの法外な依頼によって、令和の龍馬の如く国のために動くことに。果たして、京阪神は仲良く手を組むことができるのか!? そして京都の思惑は実現するのか!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

しんごろ

136
京都府知事は、このままでは日本はダメになると常に思ってた。ということで、高知県の県庁職員で“交渉人”と呼ばれる坂本龍子に京都、大阪、兵庫が手を組み首都を西に移したいと依頼する。依頼を受けた坂本龍子は、依頼を受けた案件に一工夫して、京都、大阪、兵庫を駆け巡り、実現に向けて奔走する。当然、京阪神の首脳陣での会議があるわけだが、もうちょっと熱を帯びた会議のシーンがあれば最高だったかな。そして、やはりどこにも悪い議員もいるわけで、一筋縄にはいかない。それでも、ここ一番での龍子の立ち振る舞いは、坂本龍馬の如しだ。2025/11/30

ブランノワール

4
面白かったです2025/03/30

じぇい

3
タイトルが面白そうだったので購入。想像していたほど面白くなかった。が、この「面白くない」はfunnyではないということであって、充分にinterestingではあった。高知の職員である坂本龍子が京都知事に招聘され都を京都に取り戻したいと相談される。そこで龍子が打ち出した案は京阪神を束ねて首都を東と西に分散するという構想だった・・・。この構想、現実になったら面白いのに。文化庁が京都に移転したが、その成否を検証して他の省庁も移転すべきだと思う。ところでなんで「京阪兵」って言わずに「京阪神」なんだろうね?2025/11/11

のりたま

1
物語は京都府知事が東の京の体たらくを見かねて京都を再び都にするという野望を抱いたことから始まる。その思いを実現させるのに京都、大阪、兵庫、の京阪神での連合を構想し、そのための交渉人として名高い高知の県庁で働く坂本龍子氏を招聘した。元々は各々の利害しか頭には無かった各府県の知事たちも彼女と時をともにするにつれて国民のための政治へと思いを改めていった。この著作で印象に残ったのは複雑だからと妥協するなという言葉であった。政治家に限らず慣習や複雑を言い訳にしたことがある人は多いのではないだろうか。2025/03/17

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