内容説明
従業員五三〇〇人を擁する一部上場企業ジャパンテックパワー。日本の将来を背負い、再生可能エネルギーの発電施設を開発・運営する期待の企業が大きく揺れていた。株主総会を間近に控えたある日、社長が失踪。それに端を発した後継者争いが激化していく。混乱を極める会社に追い打ちをかけるように中国系ファンドの介入も噂され……。ベストセラー作家でありながら一部上場企業の執行役員の経歴を持つ著者が描く、圧倒的リアリティの経済エンターテインメント!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
PEN-F
28
次期社長の座を狙う候補者2名による社内派閥闘争劇は胸糞悪くて逆に面白かったが、散々手を変え品を変え、ときに悪事を働いてまでも手にしたかった社長の椅子を、最後の最後でお役所から天下ってきた役人が掻っ攫う結末はちょっとモヤモヤ感が残った。2025/05/02
りんだりん
18
久しぶりの企業小説。半沢直樹を思い起こさせるドロドロ&痛快逆転劇。単純にサクサク読めて面白い。★22025/03/30
orat
7
週刊誌が会社のスキャンダルを掲載し社長が失踪し、副社長派と常務派が熾烈な社長後継争いを繰り広げる一部上場企業。左遷され再び本社に戻り秘書室長となったサラリーマンが心機一転し株主総会を乗切り会社を守る奮闘劇。なり振り構わない卑劣な手段や恫喝に手練手管を持ちいた後継者争い、そして上司の顔色ばかり伺う社員など業と欲がひしめく会社を描く。会社運営でのガバナンスや内部統制などはさておき、修正動議の取扱いなど株主総会の対応など思いだしながら総会対応物語、組織内の権利闘争物語として面白く読む。 2026/03/07
ポケット
4
社長が失踪して後継者争いに巻き込まれる主人公。ほんとに会社のことを思って社長になろうとする人はいないのかしらね。あきれちゃうけど知らない世界だからなるほどと思いながら読了。2025/05/11
やまたか
3
企業内の権力争いをリアルにというか若干誇張ぎみに描いた作品。こんなひどい役員や社員がいるか?と感じながらも、ここまで露骨でないまでも実際にあり得るなとも感じ、結構面白く一気読みでした。この作者は「生存者ゼロ」以降読んできたが、こんな作品も書くんだという驚きと今後への期待が強いです。2026/03/13
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