桜鱒はなぜ「ヤマメとサクラマス」になったのか 釣り人が知りたい謎を解き明かす

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桜鱒はなぜ「ヤマメとサクラマス」になったのか 釣り人が知りたい謎を解き明かす

  • 著者名:棟方有宗
  • 価格 ¥2,178(本体¥1,980)
  • つり人社(2025/02発売)
  • ポイント 19pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784864477482

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内容説明

魚類の研究者であり、釣り人でもある著者が、研究対象&釣りターゲット=サクラマス群の生態、進化、保全等について縦横無尽に解説する。
本書は、水生生物を研究者目線で扱う専門誌『海洋と生物』で4年に渡る連載「サクラマス その生涯と生活史戦略」を、釣り人にも有益で読みやすいように再構成したもの。大好評を博した前著『サクラマス・ヤマメ 生態と釣り 鱒釣りと種の起源を探る特別講座』の内容をさらに広げ、系統立てて深掘りしていく。
ビワマス、サツキマス、サクラマス、サラマオマスからなる、いわゆるサクラマス群の回遊の生態や生理、回遊の進化等について、専門の見地から解説し、一方で釣り人にも興味を持ってもらえるように工夫を凝らした。また特に大きな軸の1つとして、サクラマス群がどのようにして川から海への回遊行動を進化させてきたのか、そして北太平洋で大回遊を行なうシロサケやカラフトマスなどの太平洋サケが進化を遂げるうえでサクラマスがいかに重要な存在だったかを、科学の視点からつまびらかにしていく。
一方で、サクラマスやヤマメといったトラウトが生息する流域環境へのさまざまなインパクトに対して、科学の側面から突入口となるアイデアを提供し、またサクラマスと教育との関係性、国際的な研究協力についても紹介。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Go Extreme

1
サクラマスとヤマメの関係 同種でありながら異なる生態 降海型と河川残留型 ビワマスが最初に分化 サツキマスとサクラマスの分化 サラマオマス なわばり争いにおける優位性 銀化変態 劣位になった稚魚 優位な個体は川に残る 秋スモルト 夏場の高水温を避ける 二段階の遡上回遊 生まれた川を認識する能力 礫底に産卵床 雌雄横並び 受精卵は礫の間で保護 河川の分断を解消 魚道の設置 自然繁殖力を高める バイオロギング技術 音波タグや電波タグ 回遊行動の追跡調査 降海や遡上のメカニズム 新たな生活史戦略2025/04/09

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